大阪・関西万博の跡地開発を巡り、関西経済連合会の松本正義会長は18日の定例記者会見で、官民による検討会設置といった大阪府市への要請に対し、府市から具体的な回答が来ていないと明らかにした。開発事業者の募集開始が来春に迫る中、人工島・夢洲(大阪市此花区)の開発の方向性について「(府市の)考えを伝えてもらいたい」と話した。
関経連は、会場跡地の2期区域で府市がまとめた開発方針に対して、パブリックコメントで意見表明した。万博の理念継承や、1期区域のカジノを含む統合型リゾート施設(IR)との相乗効果といった観点から議論を深めるべきだと訴えた。
