日立製作所は20日、人工知能(AI)が人の頭部や腕を模したロボットを自律的に制御して動かす技術を、東京都内の研究開発拠点で公開した。コードやケーブルといった柔らかいものを適切な力加減で扱う配線作業はこれまでAIには難しかったが、研究用に試作したロボットがデモンストレーションを実演。今後、製造業の顧客向けに展開する。
この日のデモでは、ロボットがバルブを操作する様子も披露した。今後は自動車や産業機械などの企業の生産現場で設備の運用や保守、部品交換もできるようにする。人手不足の解消や生産性の向上に貢献するという。
