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議員定数削減、1年以内に結論 自民維新「1割目標」共有

2025/11/21 10:44

 衆院議員定数削減に向けた協議に臨む自民党の加藤勝信政治制度改革本部長(中央)と日本維新の会の浦野靖人選対委員長代行(左)=21日午前、国会

 自民党と日本維新の会は21日午前、衆院議員定数削減を巡る3回目の協議を国会内で開いた。削減方法は、衆院選挙制度に関する与野党協議会で現行制度の維持や抜本的改正を含め検討し、定数削減のための法律施行から1年以内に結論を得る方針を確認。現在465人の衆院議員定数に関し「420人を超えない範囲で、1割を目標に削減する」との考え方を共有した。

 協議後、自民の加藤勝信政治制度改革本部長が明らかにした。

 維新は、定数削減のための法律施行から1年以内に結論が得られなかった場合、比例代表を50削減する案を提示したが、自民は回答を保留した。

 維新は過去2回の協議で、法案に削減数を「50」などと明示すべきだと主張。藤田文武共同代表は20日、自民の鈴木俊一幹事長と会談し、記者団に「実効性ある法案を作ることについて心合わせができた。早く成案を得て他党にも説明できるように進める」と語った。

 今国会では、衆院選挙制度の詳細ではなく方向性を示すプログラム法案にとどめ、実際の削減を次国会以降に先送りする2段階論が浮上している。

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