【ウィーン共同】旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナで3年以上続いた3民族による紛争を終結させた「デートン合意」の仮調印から21日で30年を迎えた。ボスニア和平履行会議のシュミット上級代表はビデオ声明で「違いや過去の不満を脇に置く時だ。若者に希望を与えよう」と民族融和を訴えた。
同会議はデートン合意に基づき設置された国際社会の代表機関で、ボスニアの和平プロセスで民生部門を担当している。
シュミット氏は「対話と妥協、揺るぎない国際支援が最終的に平和をもたらすことを証明した」と合意の意義を強調した。
