ヤマト運輸、佐川急便で物流遅れ　年末にかけ配送需要が増加

　米国発祥の大型セール「ブラックフライデー」や年末商戦向けの配送が急増する中、物流が停滞している。ヤマト運輸や佐川急便は、荷物の配送に遅れが出ているとそれぞれ発表。クリスマスプレゼントやお歳暮、おせちなどの配送が今後さらに増える見通しで、各社は早めの発送を呼びかけている。

　ヤマトは２７日、一部地域で配送の遅れが生じていると自社サイトで公表した。荷物の量が一時的に増えたことに加え、高速道路の工事による交通規制の影響があるという。

　佐川は２６日以降、ＬＩＮＥなどによる「配達予定通知」を一時的に停止している。広報担当者は「事前に通知した日時や指定日時に届かない可能性があるため」と説明した。