堺市立中2年だった2019年に自殺とみられる状況で死亡した女子生徒の遺族が27日、いじめとの因果関係を認めなかった第三者委員会の調査報告書は不十分だとして、市に再調査を申し入れた。亡くなる約1カ月前、他の生徒からスマートフォンに「死ねくそが」「地獄に落ちろ」とのメッセージが届いていたことが新たに分かったとしている。
22年公表の報告書は、いじめが原因で1年以上不登校になったと認定する一方、自殺との関係は特定できないと結論付けていた。
メッセージは母親が発見。要望書は「『死ね』という言葉で精神的に苦しんでいたのではないか」と指摘している。
