総務省が28日発表した11月の東京都区部の消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品を除く総合指数が111・4となり、前年同月比で2・8%上昇した。伸び率は10月から横ばいだった。コメ類の上昇率は37・9%で、上げ幅は7カ月連続で縮小したものの、高止まりが続いている。
生鮮食品を除く食料は6・5%の上昇だった。鶏肉やヨーグルトといった家庭で頻繁に消費される品目の値上がりが影響した。
コメは需給の逼迫に加え、人件費や資材費、輸送費の上昇が押し上げている。コメを使うおにぎりは17・3%、すし(外食)は14・5%それぞれ上がった。
