東北地方としては温暖な気候を生かし、町のシンボルとしてミカンを栽培している福島県広野町で1日、地元の認定こども園の園児約50人がミカン狩りを楽しんだ。暖かい日差しの下、太平洋を望む高台の町営ミカン畑で大きな実を採った新田結唯ちゃん(4)は「甘くておいしい。ママとパパと一緒に食べたい」と話した。
県の沿岸部、浜通りの中部に位置する広野町は、1985年に温州ミカンの苗木を全戸に配布し、毎年たわわに実を付けた木が各地で見られる。
2011年の東京電力福島第1原発事故で住民が一時避難し、ミカン狩りも中断されたが、13年に再開した。
