北海道の釧路湿原国立公園周辺での大規模太陽光発電所建設を巡り、鈴木直道知事は1日、石原宏高環境相と環境省で面会し、乱開発防止に向けた法規制を早期に実現するよう要望した。規制されるまでの間は、政府の厳格な姿勢を示すメッセージ発出などを通じて、効性のある対策を取るよう求めた。
石原氏は、法規制は関係省庁会議で議論を進めていると説明した上で、「法律や政省令の改正以外もしっかり進めたい。スピード感を持って対策に取り組む」と応じた。
鈴木氏は終了後の取材に、法規制は開会中の臨時国会で議論すべきだと主張。政府メッセージについては「高市政権が掲げる『地域と共生できないものは許されない』ということの具現化が必要だ」と訴えた。
