補正レンズで絵画楽しんで　美術展、色覚少数派に貸与

　一般的な色の感じ方と異なる「色覚少数派」の啓発活動に取り組むＮＰＯ法人「Ｔｒｕｅ　Ｃｏｌｏｒｓ」（大阪市中央区）が、６、７両日開催の美術展で補正レンズを無料で貸し出す。色覚少数派の認識では赤色が黒や茶に感じられることが多く、アートを避ける人もいる。担当者は「レンズを使って絵を楽しんでほしい」と話す。

　美術展は大阪市北区の梅田サウスホールで開かれる「ＵＮＫＮＯＷＮ　ＡＳＩＡ」。国内外の作家１００組超の絵や立体作品が楽しめる。

　一般の人が色覚少数派の見え方を実感できる体験レンズも用意。ＮＰＯの高橋紀子理事長は「見え方の差を知り、当事者に寛容になってほしい」と話す。