米IT企業「クラウドフレア」は4日、人気漫画を無断掲載する海賊版サイトへのデータ配信サービス提供が著作権侵害のほう助に当たるとして賠償を命じた東京地裁判決を不服とし、知財高裁に控訴したと発表した。
クラウド社は発表で「(地裁の判断は)デジタルイノベーションの促進を脅かしかねない。控訴審で主張・立証を尽くす」としている。
11月19日の地裁判決は、クラウド社が原告の集英社など出版4社から著作権侵害を通知された後も配信サービスの提供を海賊版サイトの運営者に続けたと指摘。提供を停止する義務を怠り、権利侵害をほう助したと認定し、ほぼ請求通り約5億円の賠償を命じた。
