【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)電子版は3日、ヘグセス国防長官が中南米やカリブ海を担当する米南方軍のホルシー司令官に辞任を要求していたと報じた。米軍が南方軍の管轄区域内で実施している「麻薬密輸船」への攻撃を巡り、ホルシー氏が合法性に懸念を示したことで対立が深まったという。
ホルシー氏は今月12日の退任を表明したが、理由は明らかにしていなかった。ヘグセス氏による事実上の解任とみられ、米軍内部の対立が浮き彫りになった。
WSJによると、トランプ大統領が3月にパナマ運河管理権奪還を主張した際、ヘグセス氏はホルシー氏に軍事計画策定を指示したが、進捗が遅いと感じていたという。
