王林の演技で撮影スタッフ涙　映画『じょっぱり』の監督が絶賛「頑張りがそうさせている」

　タレントの王林（26）が4日、都内で行われた映画『じょっぱり 看護の人 花田ミキ』初日舞台あいさつに登場した。舞台あいさつには五十嵐監督も登壇し、王林の演技を絶賛した。

【全身ショット】真っ赤なワンピースにジャケットスタイルで登場した王林

　戦中戦後の激動期に保健と看護に尽力し、「青森のナイチンゲール」と評された実在の人物・花田ミキ（1913～2006）の生涯を、自身も幼いころに花田に命を救われた過去がある五十嵐匠監督が映画化したヒューマンドラマ。

　王林は、シングルマザーとして息子リクの子育てに追われる日々をおくる小泉ちさとを演じ、仕事場のスーパーの常連である花田ミキ（木野花）と出逢う。

　五十嵐監督のオファーを「自分にはできない」と一度断っていたという王林。「自分とは真逆の役」に真摯に向き合い演じていたと明かし「寂しい思いや、孤独を感じている方に“愛”が伝わる作品になったと思います」と自信を見せた。

　五十嵐監督は、王林にあて書きしたといい「王林さんがあって脚本ができている」と話す。さらに王林のために追加したカラオケのシーンを振り返り、演技についても絶賛。「一度オッケー出したんだけど、王林さんが『もう一度やらせてくれ』と。そのシーンでは録音部やカメラマンも泣いていた。彼女の頑張りがそうさせている」と語っていた。

　舞台あいさつには俳優の宮本大誠も登場した。