【パリ五輪】一部の選手にSNS上で心無い発言飛び交う　スマイリーキクチが警鐘「勝負に挑んだ勇者に無責任な群衆は批判する資格なんてない」

　お笑いタレントのスマイリーキクチが30日までに自身のXを更新。開催中のパリ五輪をめぐり、選手に対するSNS上の一部の反応に警鐘を鳴らした。

【写真あり】【パリ五輪】一部の選手にSNS上で心無い発言飛び交う　スマイリーキクチが警鐘「勝負に挑んだ勇者に無責任な群衆は批判する資格なんてない」

　キクチは「オリンピックで負けた選手に対し、ネット上で酷い言葉を投稿している人達がいる。SNSは人と交流するツールであって不平不満のはけ口じゃない」と強い口調で訴え、「命をかけて日の丸を背負い勝負に挑んだ勇者に無責任な群衆は批判する資格なんてない。寄ってたかってひとりを叩く、SNSは烏合の衆の見苦しさが際立つ」とネット上の一部の反応に苦言を呈した。

　選手の誹謗中傷については、パリ五輪女子20キロ競歩代表の柳井綾音が出場を辞退し、男女混合リレーのみに出場すると発表したことについて29日、自身のXで誹謗中傷を受けていると明かした。

　さらに柳井はその後の投稿で、「今回の20kmWの辞退の件ですが、たくさんの方から厳しい言葉に傷つきました」と心境を明かした。続けて「試合前は余計神経質になり、繊細な心になります。批判ではなく応援が私たち選手にとって力になります。批判は選手を傷つけます。このようなことが少しでも減って欲しいと願っています」と呼びかけた。

　これらの投稿には「ネットで悪質な誹謗中傷を書き込むのには練習も何も必要ない」「勝ち負け関係なく、この日の為に頑張ってきた選手達に労いの言葉をかけていきたいです」といった声が寄せられている。