第48回『講談社漫画賞』の贈呈式が31日、都内のホテルで開催された。総合部門にノミネートされ、ネット上で話題となった『ちいかわ』に対しての審査員評価が、改めて説明された。
【画像】『ちいかわ』評価に困惑…漫画家たちの赤裸々なコメント全文
日本の漫画の質的向上をはかり、その発展に寄与するため毎年、もっとも優れた作品を発表した作家を顕彰している『講談社漫画賞』。今年の受賞作品は、少年部門が『葬送のフリーレン』(原作:山田鐘人 作画:アベツカサ 小学館「週刊少年サンデー」)、少女部門が『きみの横顔を見ていた』(著:いちのへ瑠美(いちのへ るみ) 掲載誌:別冊フレンド)、総合部門が『メダリスト』(著:つるまいかだ 掲載誌:アフタヌーン)となった。
総合部門のノミネート作品は『【推しの子】』、『ダーウィン事変』、『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』、『ながたんと青と―いちかの料理帖―』、『望郷太郎』、『メダリスト』。選考委員は安藤なつみ・海野つなみ・小川悦司・久米田康治・はやみねかおる・三田紀房・幸村誠が務めた。
ネット上で話題となったのは『ちいかわ』に対しての評価で、『さよなら絶望先生』『かくしごと』などで知られる漫画家・久米田康治は「問題の総合部門。誰だよ『ちいかわ』交ぜたの……」とコメント。
「どうやって『ちいかわ』と『ダーウィン事変』比べればいいのか教えて欲しい。人類はそんな「物差し」持ち合わせてないのです。良いとか悪いとかじゃなく「スパゲティ」と「自転車」比べるようなもんだと困惑する先生もいました」と『ちいかわ』とほかノミネート作品の内容が違いすぎるため評価に困惑したと打ち明けた。
さらに、「これは「漫画」という枠でいいのか、「哲学」なのではないか、など混乱する一幕もありました。なので、申し訳ないのですが『ちいかわ』は殿堂入りということで、他5作品で選考することになりました」と伝えていた。
この日の贈呈式では選考委員を務めた『逃げるは恥だが役に立つ』で知られる漫画家・海野つなみ氏がスピーチ。改めて審査する会議にて「総合部門は『メダリスト』と『ダーウィン事変』が最後まで残りました。総合部門は毎回、ジャンルがバラバラで今回は特に『ちいかわは、反則すぎるだろ!』という声も大きくて、揉めたと言えば揉めた」と説明した。
『ちいかわ』評価は難しい…漫画賞の会議で揉める ほか作品と比較で「ちいかわは、反則だろ!」
2024/08/01 11:07
- アニメ
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