俳優の永瀬正敏、浅野忠信、白本彩奈、佐藤浩市、石井岳龍監督が24日、都内で行われた映画『箱男』の公開記念舞台あいさつに出席した。
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本作は、安部公房氏が1973年に発表した同名小説が原作。段ボール箱を頭からすっぽりかぶり、のぞき窓から世界を見つめる箱男という存在を通して、人間と現代社会のありようを照らし出す作品となっている。
1997年に石井監督により映画の製作が決定したが、不運にもクランクイン前日に、撮影が突如とん挫、撮影クルーやキャストは失意のまま帰国することとなり、幻の企画となった。それから27年。奇しくも安部公房生誕100年にあたる2024年、主演に27年前と同じ永瀬を据え、ついに映画『箱男』を完成させた。
27年越しに“公開”を迎えて、永瀬は「言葉にならない…、感無量です」とかみ締めるようにあいさつし「27年。長い時間ですけど、役者として半分以上、心のなかに『箱男』が一緒にいた。でもその時間も大切だったのかな」と心境を明かした。
物語は、ダンボールを頭からすっぽりと被り、都市を徘徊し、のぞき窓から一方的に世界をのぞく「箱男」が存在する世界が舞台。カメラマンである“わたし”(永瀬)は、街で偶然目にした箱男に心を奪われ、自らもダンボールをかぶり、のぞき窓を開け、ついにその一歩を踏み出すことに。
しかし、本物の「箱男」になる道は険しく、数々の試練と危険が襲いかかる。“わたし”をつけ狙い、「箱男」の存在を乗っ取ろうとするニセ医者(浅野)、すべてを操り「箱男」を完全犯罪に利用しようと企む軍医(佐藤)、“わたし”を誘惑する謎の女・葉子(白本)…。果たして“わたし”は本物の「箱男」になれるのか…というストーリー。
「自身にとっての『箱男』とは?」という問いかけを受けた石井監督は「分からないです」と返答しつつも「その謎がやはりひきつけてるんだと思います。映画というのは、お客様が一人ひとりの心の中で作るものだと思ってます。皆さまの中の箱男は何か…というのを教えていただければと思います」と語った。
締めのあいさつでは、永瀬が「監督、おめでとうございます。長い間…」と頭を下げると、石井監督も「皆さんもおめでとうございます」と返し、互いを労っていた。
永瀬正敏、主演映画が“27年越し”公開「言葉にならない…、感無量です」
2024/08/26 10:48
- 映画
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