4人組ガールズバンド・LYLが25日、Xを更新し、同日東京・三軒茶屋HEAVEN'S DOORで行われたライブでの出来事の報告と、今後のスケジュール変更を発表した。
【全文】LYL、ライブハウスで共演者の危険行為に声明
同バンドは「【お詫びとお知らせ】」と題し、文書を投稿。「本日のHEAVENS DOOR様にて行われたライブで、予告や警告なく、フロアに油を撒いて火をつけた演者さんがいらっしゃいました」と、度を超えたパフォーマンスがあったことを伝えた。
続けて「この時、予告が無かったため、ドラム機材総額150万円相当がセミハードケースにてフロアに置かれたままで、大変危険な状況になっており、仕切るための防火のカバーなども用意がない状態で、引火のおそれも多大にある状況でした」と危険性があったため、「そのため、HEAVENS DOOR様に関して、今後バンドとして機材を持ち込み演奏を行うことを見合わせる運びとなりました」と、バンドの方針を示した。
さらにLYLとして出演予定だった同会場でのライブについて「8/31(土)のイベントにつきましては急遽【羽生ゆかソロ】にて出演させていただきます」とし「ご予定されておりました皆様、大変申し訳ございません。何卒ご理解をお願い申し上げます」と、お詫びし文書を結んだ。
さらに、コメントとして「演奏者にとって、楽器は単なるモノではなく、一緒に歩み汗と涙を共有し、共に育ってきた親友以上の存在であり、お金だけで量れる価値や、新しいものを買えばいいという問題ではなく、配慮や価値観に関してどうしても難しいという判断となりました。申し訳ございません」と思いを伝えた。
この投稿を受けて、SNSにはさまざまな意見が寄せられ、LYLは、翌26日未明に「たくさんのご意見をいただき、ありがとうございます。何が言いたいのか分からないというご意見もありまさたが、まずは私共もあまりにも想定外の事がおきたため、事態を飲み込めずに拙い文章で取り急ぎのスケジュール変更と理由のみで発表してしまい申し訳ありません」というコメントとともに、補足説明の文書を投稿。
そこには「このような演者さんがいることへの下調べ不足により、決まっていたイベントを出演取りやめにする決断をしたことのお詫び」「人命や建物に関しては当然言うまでもないことであるため割愛しての報告となった」「事態が深刻である旨や警察等への届出は箱（ライブハウス）の判断となるため、私共は今決まっているものは機材なしに切り変えて今後の出演は見合わせることのみの報告を取り急ぎ行った」ということが記された。
さらに、同日午後にLYLは、再度メッセージを投稿。「想像以上にたくさんの方が見て下さり、色々なご意見もありがとうございます。音楽を『危険なく』『自由に』楽しめる人、バンドライブを好きな人がもっと増えるよう私共も精進して参ります」とメッセージを残した。
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