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WHITE SCORPION・ACE×ALLY×AOI 初ミニアルバムは「思い出深い一枚に」 アイドルとして新時代を切り拓く先駆け目指す

09/11 09:00

  • エンタメ総合
WHITE SCORPION(左から)AOI、ACE、ALLY (C)ORICON NewS inc.

 秋元康氏プロデュースの11人アイドルグループ・WHITE SCORPION(ホワイト スコーピオン)が、初のCD作品となるミニアルバム『Caution』を9月11日にリリースする。ORICON NEWSではメンバーのACE、ALLY、AOIの3人にインタビューを実施。昨年12月のデビューから5ヶ月連続のデジタルシングルなど怒濤の8ヶ月を振り返りつつ、アルバムへの想い、初のワンマンライブに向けての意気込み、アイドルとしての夢・野望などを聞いた。

【写真あり】グループ誕生の瞬間!秋元康P『IDOL3.0 PROJECT』最終合格者発表でのWHITE SCORPION

■オーディションから現在までの期間は「あっという間」

WHITE SCORPIONは、「純真さ、誠実さ(WHITE)」を持ちながらも「強さ(SCORPION)」も兼ね備えたグループに、という願いを込めて昨年10月に結成。応募総数約1万人から選出された。総合プロデューサーは秋元康氏が務める。

――オーディションから現在までを振り返ってみていかがでしょうか。

ACE:あっという間でした。オーディション中は福岡から通っていましたが、東京に引っ越してきて周りの環境もガラッと変わるなど、変化だらけの期間でしたね。夢への第一歩が踏み出せたので、悔いの残らないようにアイドル活動しようという気持ちでがんばってきました。

――特に変わった部分は?

ACE:私の気持ちですね。実家にいる時は親や周りに甘えていたけど、自分ですべてをやるしかなくなって強くなりました。

――AOIさんはどうですか。

AOI:オーディションを受ける前までは、将来に迷いながらバイトしたり大学の授業を受けたり、刺激のない生活を送っていましたが、このオーディションを見つけて、がむしゃらにがんばりました。デビューが決まって、白黒だった世界に色が付いたみたいな感覚になりました。まだ8ヶ月とも思うけど、あっという間に1年になり2年、3年となっていくと思うので、もっとレベルアップしていかないと。たくさんの方にWHITE SCORPIONの魅力を知ってもらうため、もっともっとがんばっていきたいです。

ALLY:私はグループ最年長で、アパレルブランドでの会社員も経験しています。アイドルは夢だったので、年齢的にも最後のチャンスと思って、後悔しないようにオーディションに応募しました。歌もダンスも未経験なので、ついていくのに必死の、濃い8ヶ月だったなと思います。

――会社員時代の友達や同僚など、周囲の反響は?

ALLY:「オーディションに力を入れたい」と話したら、社長が「決めた道だったら応援する」と言ってくださって。その後デビューが決まり、TGCのオープニングアクトに出させていただいた時、働いていたブランドも出展されていたので社長がパフォーマンスを生で見てくださったんです。「すごく良かった」とリアクションをくださって、本当にうれしかったし、とても良い環境で仕事をさせていただいていたなと実感しました。

■初のミニアルバムは「ファンと素敵な一枚を」

――今回のアルバム『Caution』は、初のCDリリースとなりますね。今の心境を聞かせてください。

AOI:初めてのミニアルバム。特に思い出深い一枚になると思います。ファンのみなさんと一緒に、素敵な一枚を作り上げていきたいです。

ACE:デジタル配信ももちろん良さがありますが、CDは形としていろんな方の手に届くことが魅力ですよね。店頭に並んでいる姿を見たら、また違う感情が湧くのだろうなと楽しみです。

ALLY:この機会に、もっともっとたくさんの人に知っていただきたいし、このアルバムを大成功させて活動の幅を広げるきっかけになればなと思います。

――リードトラックは新曲「動く唇」。どんな楽曲ですか。

ACE:WHITE SCORPIONらしい情熱的なサウンドで、激しくダンスをします。葛藤や情熱が詰まった、訴えかけるような歌詞が印象的です。私は歌い出しのアカペラ部分を担当していますが、聴いている人を引き込むイメージで歌っています。

――もうひとつの新曲「心が目を閉じる」は、グループ初のミディアムバラードですね。

AOI:レコーディングは難しかったです(笑)。でも、しっとりとゆるやかな楽曲で、歌詞も染み入る感じ。聴いている人に少しでも勇気を持っていただけたらうれしいです。

――本アルバムにはオーディション最終審査に残った17人で結成されたFINALISTの楽曲「命しか捧げるものがない」も収録。どんな想いが?

ALLY:同じオーディションを受けた分、「この楽曲を届けたい」という思いがWHITE SCORPIONと同じくらい強いものになっていると思います。私たちも刺激を受けているので、お互い高め合っていけたらなと思う楽曲になっています。

■グループの魅力は「パフォーマンスと素のギャップ」 ギャップ王はHANNA?

――みなさんが考えるWHITE SCORPIONの魅力、個性を教えてください。

AOI:楽曲の良さ、そしてパフォーマンス。そして素の時とのギャップが魅力だと思います。普段は女子校みたいに盛り上がります(笑)。パフォーマンスのカッコよさだけでなく、メンバーの意外な一面も見せていけたらいいですね。

――最もギャップがあるメンバーは?

AOI:最年少のHANNAかな。スタイルがめちゃめちゃ良くてダンスも上手で、存在感もある。でもしゃべりだしたら赤ちゃん(笑)。本当にかわいい!

ACE:語尾にずっと「?」がついてるんですよ(笑)。守ってあげたくなる。

ALLY:最年少だけど、メンバーをめちゃめちゃイジくり倒します(笑)。そういう環境になれているのはメンバー同士、いい雰囲気なのかなと思うので、HANNAにはそのままでいてほしいですね。

――オーディション期間も含めると、関係も1年を超えたかと思います。絆を感じる瞬間は?

ACE:2個あって、まずはお姉さん組が優しい。対等に接してくれていいよと思ってくれている…よね?(笑)それと、お弁当とかも先に選ばせてくれたり、優しいお姉さんたちが集まっていて、年少組は伸び伸びやれています。

――後ほどALLYさんに確認してみましょう。もうひとつは?

ACE:この間TIF(TOKYO IDOL FESTIVAL 2024)に出演させていただいたのですが、ステージに立つ前に会場の熱気と人の多さで心が縮こまって、ステージに立つのが怖いなって思っちゃったんです。メンバーのACOが気づいて背中をさすってくれました。メンバーのちょっとした感情の変化に気付けるのは絆だなと感じました。

AOI:メンバー間で言いたいことや意見をちゃんと言えるようになったのは絆があるからかな。それぞれが思っていることを言って、意見交換し合えるのは、絆や信頼がないとできないんじゃないかと思います。

――ALLYさん、先ほどのアンサーは……?

ALLY:どうでしょうか(笑)。私は最年長ですけど、性格的にはみんなを引っ張っていく感じではなくて、どちらかというと後ろから見守っているタイプ。だから自由にやっていただきつつも、ここぞという時は「ちゃんとしよう」と言うようにしています。自由過ぎるとまとまりがなくなっちゃうと思うので。

――絆は温かさだけではなく厳しさも。

ALLY:みんな年齢はあまり気にしていないと思うけど、やっぱり年上の方が言いやすいこともあるかなって。でも伝えたら受け入れて聞いてくれる子ばかりなので、助かっています。

■目指せ6大ドームツアー!アイドルとしての“野望”語る

――初のワンマンライブ「WHITE SCORPION 1st ONEMAN LIVE ~初撃。~」に向けて楽しみにしていることは?

AOI:初めてのワンマンライブは1回しかないので、ファンのみなさんとたくさん盛り上がって素敵な思い出にしたいです。これからも追いかけていきたいと思っていただけるようなパフォーマンスを見せられるようにがんばります。

ACE:ワンマンライブは私たちも心待ちにしていますし、ファンのみなさんも楽しみにしてくれていると思います。WHITE SCORPIONとしてこれからどんどん大きくなっていきたいですが、今回が“始まりのライブ”です。現時点での私たちの最高の最大限を見せたいです!

ALLY:チームカラーが白なので、白いペンライトで会場が埋め尽くされるところが見るのが楽しみ。期待以上のものをお届けしつつ、みんなで楽しめるライブをファンの方と一緒に作りたいです。

――今後ライブで立ってみたい会場は?

AOI:国内ではやっぱり東京ドーム。立てるアーティストは限られていますが、みんなで積み重ねていって目指したい。

ACE:私はみずほPayPayドーム福岡に立ちたいです。

――地元ですね?

ACE:はい。そして、東京ドームはもちろん、6大ドームツアーとかやりたい。端から端まで網羅したいです!

ALLY:私は地元が京都なので、一番行ったところでもある京セラドーム大阪。日本武道館も憧れです。たくさんのアーティストが目標とされている場所なので。

――アイドルも多様な時代ですが、どのようなアイドルを目指しますか?

ACE:同性からの支持も集められるアイドルになりたいです。同い年やお姉さんくらいの女の子から応援していただくことも多いので、メイク動画などに力を入れています。将来的にはコスメのプロデュースをしたり、モデル活動もしていきたいです。

AOI:幅広い世代の方から愛されるグループになっていきたいです。=LOVEのライブで野口衣織さんのパフォーマンスを見て、「私もああいうパフォーマンスで人を惹きつけられるアイドルになりたい」と思ったことがきっかけなので、パフォーマンスで魅せて好きになってもらいたいなと思っています。「推したい」「自慢できる」と、堂々と言ってもらえるグループになりたいですね。

ALLY:私は櫻坂46さんを見て、「こんなカッコいいアイドルになってみたい!」と感じたのが始まりでした。私たちもアイドルの概念を覆して、新時代を切り開いていくグループになれたらと思います。ファッションやカメラが好きなので、いつか“好きなもの”でグループに貢献できたらなと思います。

撮影:筒井翼
取材・文:遠藤政樹

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