KinKi Kidsの堂本剛が主演し、荻上直子が監督を務める映画『まる』（18日公開）からメイキング写真が追加解禁された。劇中で「〇」を描く堂本の姿が話題を呼ぶなか、今回解禁されたメイキング写真では、「〇」や、その他の劇中に登場する絵画に向き合う堂本の様子が捉えられている。
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映画冒頭に登場する吉田鋼太郎が演じる現代美術家・秋元洋治のアトリエでの一幕では、実際に沢田（堂本）や矢島（吉岡里帆）、戸塚純貴演じる新人アシスタント・田中がキャンバスを油絵の具で塗っているが、リハーサルの段階では“塗るふり”で動きやタイミングなどをつかんでいった俳優陣。堂本は絵画指導の百田智行氏に適宜（てきぎ）アドバイスを仰ぎながら、乾いた刷毛をキャンバスの上で滑らせつつ筆入れの手際や所作を確認。長く絵を描いてきた沢田の“アクション”を身体に染みこませていった。
今作は16ミリフィルムでの撮影であり、荻上監督がファーストテイクにおける芝居の鮮度を好むことから、さほどテイクを重ねない傾向にあった。その緊張感の中だったが、今回解禁された写真でも、大きな絵を前にして堂本は笑顔を見せている。
ちなみに、秋元役の吉田はシーン数的にもこの日のみの参加であったが、旧知の吉岡との再共演に喜びを分かち合って現場を盛り立てる一方、芝居では気難しくピリッとした秋元の“アーティスト気質”をケレン味を加えながら体現し、ならではのスパイスを効かせている。
沢田が多くの「〇」を描くことになる自室は、横浜のとある古いマンションの一室を美術スタッフがまるまる装飾をほどこし、アトリエ兼住居に仕立てた。スタッフがこだわりぬいた部屋内で、縦横無尽に「〇」を描く沢田の姿は、本作の見どころのひとつ。緊張感が漂うシーンも何度かあったが、堂本は一発目で均整のとれた見事な「〇」を描き、本番で真骨頂をいかんなく発揮する姿に、スタッフ陣は惜しみない称賛をおくっていた。
なお、公開2週目となる25日～31日まで数量限定の入場者プレゼントとしてQRコード付きステッカーの配布が決定（※数量限定。期間中でも、無くなり次第終了）。QRコードを読み取ると14日に開催された「日本最速！先行上映会」の堂本、森崎ウィン、おいでやす小田、荻上直子監督のサプライズ舞台あいさつの映像がフルバージョンで視聴できる特別なアイテムとなっている（※視聴可能期間は25日～11月17日午後11時59分まで）。詳細は公式サイトにて記載される。
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