24日の『Prime Video Boxing 11』（有明アリーナ）で、WBOアジア・パシフィックバンタム級王者の那須川天心と対戦する、前WBO世界同級王者のジェーソン・モロニーが18日、都内のジムで公開練習を行った。
【動画】モロニー陣営が会見で怒り「フェアなジャッジをしないということか？」
モロニーは昨年5月の初防衛戦で武居由樹に判定負けし、王座から陥落。今回が再起戦で、武居と同じくキック出身の天心と対戦する。練習前の囲み取材では「ワクワクしているし、大きなチャンス。ハードなトレーニングをしてきた」と試合に向けた意気込みを語った。
天心は今回がボクシング転向6戦目となるが、「大きなチャレンジ。この試合を受けたのは心の強さを感じるけど、僕が正しく勝って、彼にはこの挑戦が早かったとわからせてあげたい」とボクシングの厳しさを拳で伝えると予告した。
また、司会者から「日本のファンやメディアは、判定なら那須川、KOならモロニーという見方がある」と伝えると、トレーナーが「誰が言ってるんだ？フェアなジャッジをしないということか？」と怒りをあらわにする一幕も。司会者が「必ずフェアな判定ですし、信頼してほしい」と説得したが、モロニーは終始落ち着いた表情を見せていた。
モロニーの視察した天心陣営の粟生隆寛トレーナーは「総合力の高い選手だと思う。調子が良さそう」と分析し。「チームの願いは倒してくれることだが、モロニー相手に10回を戦って勝ちきれば自信にもなる。しっかりと周りを納得させるにはKOという形がベストだと思う」と天心の勝利に期待し、「武居くんと戦うイメージで来てくれたら」と話した。
◆『Prime Video Boxing 11』2月24日（有明アリーナ）
■第5試合 WBC世界バンタム級タイトルマッチ
王者 中谷潤人（27＝M.T）29戦全勝（22KO）
vs ダビド・クエジャル（23＝メキシコ）28戦全勝（18KO）
■第4試合 バンタム級10回戦
那須川天心（26＝帝拳）5戦全勝（2KO）
vs ジェイソン・モロニー（34＝オーストラリア）30戦27勝（19KO）3敗
■第3試合 WBA世界バンタム級タイトルマッチ
王者 堤聖也（29＝角海老宝石）14戦12勝（8KO）2分
vs 比嘉大吾（29＝志成）25戦21勝（19KO）3敗1分
ほか2試合、Prime Videoで独占ライブ配信
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