AAAのメンバーで、ソロアーティストとしても活動する與真司郎が27日、フォトエッセイ『人生そんなもん』発売記念会見』を都内で開催。カミングアウトに至った理由を明かした。
【写真】満開の笑顔で…ピースを掲げる與真司郎
與は2023年7月、ファンの前で自らがゲイであることをカミングアウトした。同作ではこれまでの人生を丁寧に振り返り、カミングアウトまでの道のりと、その後に感じていることをノンフィクションのエッセイとして赤裸々に明かした。
会見では、発売後から好意的な反響が多いと明かし、「ありがたいなと思いながら、毎日幸せに生きています」とリラックスした笑顔を見せた。そして、カミングアウトに至った理由を告白。大きく2つに分けて説明した。
ひとつ目は、LAに住んでいたときの“ふとした思い”がきっかけだそう。「いつか自分のパートナーと家族と友達と仕事仲間とハウスパーティーができたらと思ったんです。僕にとってはすごくハードルが高かったです。普通の生活ができたらいいなと。自分を隠すことなく生きていけたらいいなと思ったんです」と告白。「職柄的にもカミングアウトしないと、いつかばれてしまう。ファンの方に違った形で伝わること恐れていました」と心境を吐露した。
ふたつ目は、同じ立場の人を思ってのこと。「隠さないことがあるのって結構つらくて。思っている以上につらい。そのつらさを感じている人がいると思いますが、僕がカミングアウトすることによって気持ちが楽になったらと」と伝えた。
そして「カミングアウトは、個人それぞれでいいと思いますが、死ぬまでずっと1人で抱え込むのは避けてほしいと思っています」と呼びかけ。「隠していた時と今を比べると、失ったものもたくさんありますが、得たものももっといっぱいあります。1人でもいいから、本当の自分を愛してくれる人を探す旅に出てほしいなと思います」と訴えた。
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