東映アニメーション株式会社は5日、2026年に迎える創立70周年を前に、オリジナルアニメーション制作のさらなる推進と国際展開を見据えた、新たなブランド「ETERNA Animation(エターナ・アニメーション)」の設立を発表した。
【画像】面白そう!東映アニメーションが設立したオリジナル作品ブランド
ブランド発足に先立ち、製作した短編アニメーション映画『あめだま(原作:ペク・ヒナ 英題:Magic Candies)』が、第97回アカデミー賞(R) 短編アニメーション部門にノミネートされる栄誉に。これにより、東映アニメーションの映像製作力と表現力が国際的に高く評価され、世界に向けて当社の創作姿勢を示す大きな成果となった。
こうした実績を含め、長年にわたって築いてきた創作技術と情熱を背景に、あらためて「ETERNA Animation」を通じた新たな挑戦に踏み出す。ブランドでは、創造性と芸術性にあふれるオリジナル作品を継続的に発信する体制を確立し、若手クリエイターの発掘と育成を軸とした、次世代型のアニメーションプロジェクトを推進していく。
「ETERNA Animation」は、ブランドの約束:「心にずっと残る、自由で新しいアニメーションを生み出し続けます」の意味が込められている。「ETERNA(=永遠)」というブランド名には、“観る人の記憶に深く残り続ける表現を創造したい“という願いが込められており、ブランドは、5つのコアバリュー;オリジナリティ(Originality)/特別感(Exclusivity)/アーティスティック(Artistry)/品質(Quality)/品位(Decency)を創作理念とし、作品づくりにおける指針とする。
この理念のもと、東映アニメーションは、オリジナル作品を中核とした持続的な創作活動を通じて、次なるストーリー、若き才能、そして自由でしなやかな表現のかたちを、未来に向けて発信していく。
「ETERNA Animation」のプロジェクト第一弾は、本作が初監督作品となる篠塚超(しのづか たける)による短編アニメーション『きつねつき(FOXING: Kitsune-tsuki)』で、2026年の完成・公開を予定。
物語では、現代社会における孤独や幻想、そして「自己との対峙」という普遍的なテーマを軸に、主人公が自らを“解き放つ”までの内面の変容を、詩的かつ映像的に描き出す。
篠塚は1994年生まれ。東京造形大学卒業後、東映アニメーションに入社し、演出・絵コンテ・キャラクターデザインを一貫して担う制作スタイルで注目。そしてプロデューサーは森山義秀。これまでに『ELEMON』『Tokyo 7th シスターズ ~僕らは青空になる~』『リングにかけろ1影道編・世界大会編』など、幅広いジャンルの作品を手がけており、本作ではETERNA Animationの理念に則り、クリエイターの創作力を活かしつつ、国際市場にも訴求する作品として丁寧に育て上げていく。
なお本作は世界に先駆け、2025年6月開催のアヌシー国際アニメーション映画祭(Annecy International Animation Film Festival and Market)のフィルムマーケット部門「MIFA Talent Panel」にて紹介。登壇するのは、篠塚監督および森山プロデューサー。本作の制作背景ならびに「ETERNA Animation」に込められた理念、東映アニメーションの今後のオリジナル作品制作における展望について語る。
東映アニメーション、オリジナル作品ブランド「ETERNA Animation」設立 第1弾は来年完成・公開予定
2025/06/05 17:09
- アニメ
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