鈴木馨祐法務相、初めてのよしもと劇場に緊張　芸人動画見て「『ありがとう』がよかった」

　鈴木馨祐法務相が7月1日、東京・渋谷よしもと漫才劇場で行われた『第75回 社会を明るくする運動』強化月間キックオフイベントに参加した。

【写真】鈴木馨祐法務相に丁寧にお辞儀していたそいつどいつ市川刺身

　霞が関の法務省で行われていたが、今年は渋谷よしもと漫才劇場で実施された。吉本興業所属の芸人が多数参加し、さまざまな取り組みを行われている。吉本興業は66回から参加しており、9年目のコラボとなる。鈴木馨祐法務相も参加。よしもとの劇場に立つのは初めてで「国会より緊張しますね。圧が…」とすり鉢状になった客席をながめて苦笑い。いきなり媚びるそいつどいつをいなすなど、さすがの対応力も見せた。

　今年は「“動画で社会を明るくせよっ”よしもと若手芸人リールコンテスト」の開催を発表した。きょう1日から25日まで、吉本興業の若手芸人が“社会を明るくする運動”をテーマに作成した動画をインスタグラムに投稿。「いいね」の数でコンテストの優勝者を決定する。参加する芸人は、さや香、そいつどいつ、ラニーノーズ、ブラゴーリ、エバース、シンクロニシティ、ナイチンゲールダンス、マリーマリー、ヨネダ2000となっている。

　全員の動画を鑑賞後に鈴木法務相は「あくまで（優勝者は）いいねで決まりますから」と前置きした上で「皆さん、すごいと思います。社会が明るくなると思います。感動しました。本当にありがとうございます！」と感謝した。そして、お気に入りの動画について「自分の経験も含めて言うと、ラニーノーズさん」とした。ラニーノーズの動画は「怒っている人に歌ってみた」というタイトルで、電話越しに怒りをぶつける人が「ありがとう」という歌を聞き、自然と「ありがとう」と言ってしまう動画となっている。鈴木法務相は「街頭の演説で、ガンガン右翼さんの車が通ると影響されて勇ましい演説になる。『ありがとう』がよかったです」としていた。

　イベントには、村上健志（フルーツポンチ）、ナダル（コロコロチキチキペッパーズ）、さや香、そいつどいつ、ラニーノーズ、ブラゴーリ、シンクロニシティ、ナイチンゲールダンス、マリーマリー、ヨネダ2000も参加した。