俳優の山田杏奈が主演を務める映画『NEW GROUP(ニューグループ)』が、2026年に劇場公開されることが決定した(配給:KADOKAWA)。あわせて、校庭で巨大な組体操を呆然と見上げる山田演じる主人公の後ろ姿を捉えたティザービジュアルも公開された。
【画像】主演の山田杏奈
本作は、2024年に『みなに幸あれ』で商業映画監督デビューを果たした下津優太監督の第2作。前作で「幸せは人の不幸の上に成り立っている」というテーマを描いた下津監督が、今作では組体操という「集団行動」に潜む人間の心理を、コミカルかつシリアスに描き出す。多様性が声高に求められる現代において、集団に埋没することの意味を問い直す、SFサイコエンタテインメント作品だ。
主演を務める山田は、映画『ゴールデンカムイ』(24年)、『正体』(24年)、『恋に至る病』(10月24日公開予定)、『ChaO』(8月15日公開予定)など数々の話題作に出演し、俳優・声優・CMと幅広く活躍。本作では、家族に問題を抱えつつ引っ込み思案な性格のごく普通の高校生、愛を演じる。
ある日、転校生の優がやってきた。海外帰りの優は日本の学校の集団行動になじめない。愛は優のことが気になるが、自分をなかなか出せない愛に優はいらだちを感じていた。
そんなある日、校庭で一人の生徒が四つん這いになり、動かなくなった。教師や友人が止めようとしても動かない。そして、時間を追うごとにその生徒の横に同じように四つん這いになる生徒が並び始めた。不思議なことに学校も人間ピラミッドを“良いもの”として参加を勧めている。そして、積み重なった生徒たちはみな一様に穏やかな表情を浮かべている。生徒たちはどんどん集まり、集まってくる生徒たちはものも言わず従っていく。愛もなぜか、朦朧(もうろう)となり、ピラミッドに加わりそうになる。これは、その後地域全体を巻き込む、集団怪現象の始まりに過ぎなかった――。
解禁されたティザービジュアルには「集団行動、ナイス恐怖です。」というコピーが添えられ、そこに潜む不気味さを想起させる。監督の下津は「人間ピラミッドは思考停止した日本社会の象徴」とし、山田は「自分の意思は本当に自分の決めていることなのか…」とコメントを寄せ、作品のテーマを示唆した。
また、本作はすでに海外映画祭への出品も決定。今夏開催の「プチョン国際ファンタスティック映画祭」(韓国)ワールドプレミア コンペティション、「ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭」(スイス)ヨーロッパプレミア コンペティション、「ファンタジア国際映画祭」(カナダ)北米プレミア コンペティション(Cheval Noir Competition)での上映が予定されている。
■監督:下津優太のコメント
この物語は、山田杏奈さん演じる“愛”と、転校生である“優”の物語である。つまりは、私(I)とあなた(You)、これは私たちの物語である。人間ピラミッドは思考停止した日本社会の象徴。目を覚まし、団結することを願って。
■主演:山田杏奈のコメント
組体操で攻撃?ピラミッド?と初めて台本を読んだ時はなかなか想像がつかなかったものの。笑撮影が始まるとその世界観に少しずつ浸っていくような感覚がありました。
自分の意思は本当に自分の決めていることなのか、、いろいろなことを考えるきっかけにこの作品はなるかもしれません。
とても刺激的な体験をさせていただきました!新感覚な映画になっています。
山田杏奈主演『NEW GROUP』2026年公開決定 “人間ピラミッド”に巻き込まれる“集団怪現象”を描く
2025/07/04 08:00
- 映画
アクセスランキング
鮮やかイロハモミジ 猪苗代・土津神社で紅葉見頃
-
10月15日から新聞週間
-
全国学力テスト2025(外部特設サイト)
-
ADDITIONAL TIME 欧州サッカー侍戦記
-
参院選2025 コンテンツ一覧
-
福島民友新聞創刊130周年特集
信頼~福島民友の現在地~
新聞の仕事や歴史 マンガで紹介 -
トヨタソーシャルフェス2025
-
全国学力テスト2025
-
民友のワークシート~新聞コンクール
-
いわきFC2025試合日程
-
みんゆうデジタルアーカイブ
みんゆうみるもん -
大学入学共通テスト
追・再試験問題 -
掲載写真とバックナンバー
注文はこちら -
OPEN CAMPUS
オープンキャンパス2025【PR】 -
Smile&Smile
ふくしま子育て応援隊【PR】 -
民友ゆうゆう倶楽部
-福島県のシニアライフをサポート- -
それ、調べます
みんゆう特命係~ゆう特~ -
知る・備える・身を守る
#イイソナエ キャンペーン【PR】 -
PR TIMES
福島県内・隣県関係プレスリリース情報 -
マーケット速報
-
福島民友NEWSmart
