7月3日から韓国・富川(プチョン)で開催されている「第29回プチョン国際ファンタスティック映画祭」(BIFAN)の「アドレナリン・ライド」部門に、映画『#真相をお話しします』が招待され、6日に海外では初となる公式上映(インターナショナル・プレミア)が行われた。現地には豊島圭介監督が参加し、舞台あいさつを行った。
【動画】大森元貴×菊池風磨 スペシャル対談
同映画祭は、1997年から韓国の富川市一帯で開催され、毎年世界中からSF、ファンタジー、ホラー、アクション、サスペンス、スリラーなどエンタメ性の高い作品が集まるアジア最大級の映画祭。釜山国際映画祭、全州国際映画祭と並び、韓国を代表する三大映画祭の一つとされる。
『#真相をお話しします』は、ホラーやアクションなど刺激的な作品を選出する「アドレナリン・ライド」部門に選ばれた。映画祭側は選出理由として「平凡な日常のひび割れの中に眠っている“真相”を冷ややかに引き出し、人間の欲望と不安に巧みに切り込んでいく点が魅力的。原作の魅力をそのまま保ちながら、畳みかけるような展開によって緊張感を高め、一瞬たりとも気を抜けないスリラーで、本映画祭にふさわしい作品」と高く評価。
上映チケットは招待上映決定後の6月26日午後2時から発売され、わずか20分で完売。原作の翻訳書籍も韓国で出版されており、日本での大ヒットの話題は海を越えて韓国の映画ファンにも届いていたようだ。当日、会場となった富川市庁舎内のホール(442席)は満席となり、主題歌「天国」が流れるエンドロール後には満場の拍手が起こった。
豊島監督は観客と共に上映を見届けた後、壇上から韓国語であいさつ。さらに「初の海外の上映ということで非常に興奮したし、感動しました。現在も日本で公開中ですが日本の若者が感じ、考え話題にしてくれたことが海を超えて皆さんにも感じていただけたのかな。映画というメディアはつくづく偉大だと思います」と感想を語った。
ティーチインでは日本でも大きな反響や意見が飛び交った映画の「ラストシーン」について、「映画は観客に選択肢を委ねる形で終わりましたが、あのラストシーンとなった経緯、理由は?」といった質問が寄せられ、豊島監督自身が逆に観客へ感想を問いかける場面も。結末の解釈や観客へのメッセージ性など、物語の核心に迫る質問が相次ぎ、和やかでありつつ、熱のこもったトークが展開された。
「アドレナリン・ライド」部門は、MIFF(メリエス国際映画祭連盟)のアジア映画賞コンペティション対象にもなっており、本作は今後世界のファンタスティック映画祭からも注目を集めることが期待される。
また、本作は映画祭期間中の今月12日にも上映を予定しているが、こちらのチケットもすでに完売。さらに韓国国内で2025年に配給されることも決定している。
上映会場には、W主演の大森元貴と菊池風磨の手作り人形やイラストを持参するファンの姿も見られ、主演2人の韓国での高い人気もうかがえた。日本まで本作を観に来たというファンもいるほどで、韓国での大ヒットも期待されている。
映画『#真相をお話しします』韓国の映画祭で海外初上映 豊島圭介監督が登壇
2025/07/08 18:00
- 映画
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