俳優の遠野なぎこさんが死去した。45歳。17日に「親族一同」により、公式ブログで訃報が伝えられた。
【動画】遠野なぎこさん、“最後の肉声” 鶏の照り焼きを調理
ブログでは、親族一同より「このたび、遠野なぎこ（享年45歳）が永眠いたしましたことをご報告申し上げます。故人の名誉のため、死因についてもご説明申し上げます。 現在、警察の見解によりますと、事故によるものであり、自死ではございません」と説明。「突然のことで、関係者の皆さまにはご心配とご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。 あわせて、これまで故人を支えてくださった皆さまに、心より御礼申し上げます」などとつづった。
遠野さんが自身のブログやインスタグラムを最後に更新したのは、6月27日だった。『“鶏肉の照り焼き”』のエントリーでとともに、鶏肉の照り焼きを調理する動画を公開。
「皆さんこんばんは、遠野なぎこです」と切り出し、調理しながら「おいしそう。これをサンドイッチに入れたいんだよね。本当ははちみつを入れかったんだけど、はちみつの瓶のフタが開かなくて、お砂糖にしますか。しょうがないね」と語る。そして最後は「じゃあ、皆さんゆっくり休んでね、バイバイ」。訃報を受け、ファンから悲しみの声が多数寄せられている。
遠野さんは、1979年11月22日生まれ、東京都出身。本名の「青木秋美」名でデビューし、ドラマ『嫁の出る幕』のレギュラー出演から「遠野凪子」を名乗る。10年5月15日、「遠野なぎこ」に改名。主な出演作として、映画『おこげ』（92年）、ドラマ『嫁の出る幕』（94年）、NHK大河ドラマ『八代将軍吉宗』（95年）、映画『新仁義なき戦い 謀殺』（03年）、ドラマ『冬の輪舞』（05年）、ドラマ『落日燃ゆ』（09年）、ドラマ『ルパンの娘』シリーズなどに出演。2001年公開の映画『日本の黒い夏－冤罪』で、『日本映画批評家協会』新人賞を受賞した。
2024年10月には、キャストパワーとの契約を終了したと報告。「今後につきましては、自分自身の足で歩いていく事をベースと致しますが、マネージメント業務においては株式会社楽久縁（代表 手塚久）様と業務提携する事と致しました」と伝えていた。
この記事をSNSで伝える：
