俳優の堤真一(61)が17日、大阪市内で開かれた映画『木の上の軍隊』大阪先行上映会にW主演を務めた山田裕貴(34)と共に登壇し、映画への思いを語った。
【写真】仲良し!2人だけの舞台あいさつで楽しそうだった堤真一&山田裕貴
1945年の沖縄・伊江島で実際に起きた出来事をもとにした同作は、伊江島で激しい攻防戦が展開される中、2人の日本兵がガジュマルの木の上に身を潜め、終戦を知らずに潜伏生活を続けた約2年間を描く。原案は作家・井上ひさしさんが手がけた舞台作品で、今作は全編沖縄ロケで撮影。伊江島に実在するガジュマルの木の上での撮影も行われた。
舞台あいさつが行われた大阪・梅田の思い出を聞かれた堤は「北新地ありますよね。あそこにですね、母方の父が呉服屋をやっておりまして。母は幼い頃には馬車に乗ってたっていう話を聞いたことがあるんですけど、これ(映画)で描かれている同じ戦争ですべて財産を没収されてなけなしで、母はじいさんの実家である奈良の方に行って、おじいさんは満州で商売やって失敗したっていう…」と自身の先祖について打ち明けた。
その上で同作品について、「反戦の映画ではもちろんあるんですけど、作品自体が被害者であるとか、英雄であるとかそういうものではなくて、いかに生き延びることが素晴らしいか。生き残ることが恥とされた時代になんとか生きるその姿…。今の時代では当たり前のことが、あの当時は許されなかったかっていうことを通じて、今がいかに平和かっていうことに気付くだろうし、この平和を守っていかなきゃいけないっていう思いもあるし。見終わった後に良い映画だなってほんとに思いました」と映画への思いを語った。
山田も「戦争はダメなんだって、もちろんダメなんですけど、そこを訴えかけたいわけではなく、価値観の違う2人がどうやって一緒に生きていくか。今の僕たちの世界では当たり前の幸せが過去にはそうでない時代があって。僕も含めてなんですけど、それを見つめ直す、そういったことを伝えている映画になるのかなっていうのは、すごく思いました」と同意していた。
なお、25日より全国公開。
堤真一、先祖は大阪・北新地で呉服屋「戦争で財産没収されて…」平和の大切さ語る
2025/07/17 20:26
- 映画
アクセスランキング
参道に“紅葉のトンネル” 棚倉・山本不動尊で見頃
-
全国のクマ出没マップは随時更新
-
福島民友新聞創刊130周年特集
信頼~福島民友の現在地~
新聞の仕事や歴史 マンガで紹介 -
トヨタソーシャルフェス2025
-
全国学力テスト2025(外部特設サイト)
-
全国学力テスト2025
-
民友のワークシート~新聞コンクール
-
いわきFC2025試合日程
-
みんゆうデジタルアーカイブ
みんゆうみるもん -
大学入学共通テスト
追・再試験問題 -
掲載写真とバックナンバー
注文はこちら -
OPEN CAMPUS
オープンキャンパス2025【PR】 -
Smile&Smile
ふくしま子育て応援隊【PR】 -
民友ゆうゆう倶楽部
-福島県のシニアライフをサポート- -
それ、調べます
みんゆう特命係~ゆう特~ -
知る・備える・身を守る
#イイソナエ キャンペーン【PR】 -
PR TIMES
福島県内・隣県関係プレスリリース情報 -
マーケット速報
-
福島民友NEWSmart
-
株式会社キョードーメディアス
全世界5都市総動員数約15,000人、高中正義が初となるワールドツアーを開催!
2025/11/12 01:00
-
ソフトバンク株式会社
ソフトバンクデビュー割 新CM「スマホデビュー“祭(サイ)”!」 反町隆史さんと齋藤飛鳥さんがCM初共演!
2025/11/12 00:00
-
Taiwan Design Research Institute
2025年台湾設計展「(((彰化行)))」(Taiwan Design Expo "(((Changhua)))")が記録的な規模と来場者数で閉幕、デザインによって変貌した新たな彰化の姿を発信
2025/11/11 18:13
