「街が綺麗なのも当たり前ではない」「収集車の人おらんかったら町はゴミで溢れるんやで」──Threadsに投稿されたゴミ収集車の写真とそれにまつわるエピソードが2万表示を突破し、話題を集めている。投稿したのは、かつてゴミ収集員として勤務していた三船世翔(@cs60_seika)さん。勤務時のエピソードや投稿に込めた想いを聞いた。
【画像】「午後には入浴と洗濯の時間がきっちり用意されていた」ゴミ収集員時代の時間の使い方
「ゴミ収集員の仕事を始めると、明るく幸せそうな同僚が多いことに驚きました。一般的には汚いイメージを持たれがちな仕事ですが、勤務が早く終わるので趣味の時間をたくさん持てる。身体を動かすから健康的ですし、同僚と能力を比べることもないから『幸せなんだな』と。生き生きして、若々しい姿がとても印象的でした」(三船さん)
ゴミ収集員として働いていた当時の一日の流れについて、三船さんが教えてくれた。
「8:00~11:30まで収集作業を行ったら、13:00までに昼食や洗濯を済ませます。そして13:00~14:30まで再び収集作業を行い、洗濯や入浴を16:30までに終えたら、帰宅する流れです。作業内容は、主に可燃ゴミの回収作業。車が満タンになるまで行います。その他、不燃ゴミや粗大ゴミの回収もしたりしました」(同)
勤務後の自由時間は本を読んだり、身体を鍛えたりすることに使っていたという。それまでに働いていた環境では仕事に馴染めないことが多く、ゴミ収集員時代の思い出について「初めて、褒めてもらったり優しく接してもらったりして、毎日が楽しかった」と振り返る三船さん。
「ゴミ収集を終えて、同僚と大浴場で汗を流す。心の距離がグッと縮まり、家族のような親近感がありました」(同)
そんな三船さんは、現在独立して会社を経営している。
「今は一人で会社を経営しており、清掃員としては働いていませんが、僕の投稿を読んでゴミ収集員の方に『ありがとう』と思えるキッカケになればすごく嬉しいです。やってきたことが報われた感じがありますね。当時に比べると生活は豊かになりましたが、つい不満が出てくるので、ゴミ収集の仕事から学んだり、感じたりした大切なことを忘れないためにも、これからも発信していきたいと思います」(同)
「ゴミ収集員時代、『目の前のことを全力で頑張ると、学び終えたタイミングで道が開ける』と実感することがありました。なので、どんなことでも『まずは一生懸命、自分の力を出し切ろう』という姿勢でいます。また、今の自分になれたのはいろんな方々のご縁でしかないので、感謝を忘れずに生きていきたい」と締めくくる三船さん。
投稿には「日々の生活って様々な方々が陰で支えてくれているお陰様」といったコメントも寄せられており、「当たり前の街の綺麗さ」を支える人々に改めて感謝が広がっている。
街が綺麗なのは当たり前じゃない…元ゴミ収集員が感じた“幸せ”、「同僚と大浴場で汗を流す。家族のような親近感がありました」
2025/09/29 08:40
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