俳優の齊藤京子が主演する映画『恋愛裁判』(監督:深田晃司)が、中国・山西省の平遥(ピンヤオ)古城で開催中の「第9回平遥国際映画祭」〈Galas部門〉に正式出品され、現地時間25日、1500席の会場(Platform Open Theatre)で公式上映が行われた。日本からは深田監督、劇中アイドルを演じた仲村悠菜(私立恵比寿中学)と小川未祐が参加した。
【画像】「平遥国際映画祭」現地で撮影されたほかの写真
9月24日~30日の日程で行われている「第9回平遥国際映画祭」。世界的に活躍している中国の映画監督ジャ・ジャンクーが、2017年に創設した。新しい才能の発掘と芸術性や作家性の高い作品の紹介に力を入れている同映画祭の中でも、〈Galas部門〉はその年の重要な商業映画や注目作、主要映画祭に選出された優秀作品などを紹介する部門。
本作は、実際の裁判を着想源に日本のアイドル業界を題材とし、「自由とは何か」「アイドルとは何か」を問いかける意欲作。会場は、若い世代の観客を中心に満席となった。上映に先立ち、深田監督、仲村、小川の3人が舞台に登壇。中国語で自己紹介を行うと、観客からは喝采が送られた。
深田監督は「こんなに大きな劇場が若いお客さんで満席になり非常にうれしい」、仲村は「実は私はまだ映画の完成形を見ておらず、今日初めて皆さんと一緒に見るのでとても緊張しています」、小川は「私にとっての初めての国際映画祭で、こんなに温かい拍手を受けて心からうれしく思っています」と述べた。
上映後の舞台あいさつで深田監督は「観客の皆さんがときおり笑ったり集中したり、そんな空気が一緒に作品を見ている間にも伝わって来てとても貴重な体験でした」と感謝。「実際の裁判に着想を得て日本のアイドル業界を題材にしていますが、どの世界にも共通している問題を描いています。この映画の主人公の選択を肯定しても否定してもどちらでも構いません。この映画を通して自由とは何か、アイドルとは何か、皆さんにぜひ考えていただければ」と語った。
そして、本作の中国での配給権を、映画祭創設者であるジャ・ジャンクー監督の会社「Unknown Pleasure Pictures」が獲得したことが発表され、場内は大きな歓声に包まれた。
同映画は今後、タイで15年ぶりに開催される「バンコク国際映画祭2025」(9月27日~10月15日)に〈Special Presentation部門〉で正式出品が決定。カンヌ、釜山、平遥に続き、日本のアイドル文化を題材にした異色作が現地でどのように受け止められるのか注目される。
エビ中・仲村悠菜&小川未祐が参加『恋愛裁判』中国・平遥国際映画祭で上映 若い世代中心に会場満席に
2025/09/26 19:28
- 映画
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