鳥取県鳥取市で28日、今年で第26回を迎えた「鳥取三十二万石お城まつり」が開催され、来年NHKで放送予定の大河ドラマ『豊臣兄弟!』で豊臣秀吉を演じる俳優・池松壮亮(35)が出演し、集まった観客を前に撮影への意気込みを語った。
【画像】『豊臣兄弟!』弟・仲野太賀、兄・池松壮亮がクランクイン
会場となったのは鳥取城の麓にある久松(きゅうしょう)公園内に設けられた特設ステージ。鳥取城は、秀吉が行った「兵糧攻め」の舞台として知られ、現在は、市民の憩いの場として親しまれている。長年続く「お城まつり」で、大河ドラマの“秀吉”が登場するのは今回が初めて。早朝から整理券を求めて行列ができ、立ち見客もあふれるほどの盛況ぶりだった。
昨夜、現地入りした池松は、初めての鳥取訪問でさっそく名物のカニを味わったことを報告。ステージでは戦国時代の印象について「死が近かった時代。だからこそ生命のきらめきを逃したくないと、当時の男たちは華やかな気持ちで命を燃やすために戦場に挑んでいたのではないか。衣装や甲冑が煌びやかなのもその表れだと思う」と語り、「日々戦国時代ってどんな時代かを考えながら、撮影しています」と明かした。
本作の秀吉について、初めて脚本を読んだ時の印象と撮影が始まって4ヶ月が経った現在との違いについて問われると「愛きょうがあって。バイタリティーに満ちている、爽やかで、おおらかで、上に向かって駆け上がっていく人物という印象は今も変わらない。ただ演じる身としては、1話につき1歳半くらい年齢が上がり、どんどん出世していくので衣装がコロコロ変化している」と舞台裏を明かした。
司会を務めた鳥取市出身で、演劇集団キャラメルホックスの俳優・岡田達也から「歴史上の人物を演じること」について問われると、「20代の頃は現実をフィクションにする現代ドラマこそが重要ではないのか?と思っていたが、今は現代解釈で歴史を表現することも大事ではないかと感じています」と答えた。
さらに「1年間同じ人物を演じ続けること」については「大河ドラマ以外に経験できないこと。役とともに歩む時間の中で、失敗も、共演者との距離の縮まりも含め、特別な感情が生まれるのではないか。終わる頃にどうなるのかを知りたくて出演を決めました」と話した。
現代に信長や秀吉がいたら会いたいか、と問われると「近付かないと思います(笑)。現代から見れば信長も秀吉も殺りくマシーン、最悪ですよね。でも現代の感覚で過去を断じるのは違うと思っています。歴史の地続きの上に今があると考えています」と率直な言葉で会場を沸かせた。
『豊臣兄弟!』は天下人・豊臣秀吉を側で支えた弟・豊臣秀長(仲野太賀)を主人公に戦国時代を描く。2026年1月4日の放送開始に向けて、鳥取を皮切りに、各地でプロモーションイベントが順次実施される予定。
『豊臣兄弟!』秀吉役の池松壮亮、鳥取お城まつりに登場 「衣装がコロコロ変わる」撮影裏話も披露
2025/09/28 18:49
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