9人組メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急の初ライブ&ドキュメンタリー映画『超特急 The Movie RE:VE』が11月7日に公開される。オリコンニュースでは、超特急(※タクヤ、アロハ、ハルは欠席)に単独インタビューを実施。前編となる今回は、“5号車・ドジっ子担当”ユーキ(30)と“12号車・ごはん担当”マサヒロ(27)の2人に、映画公開への思いや結成14年・加入から3年を迎えての心境、“ダンスレクチャー”イベントの裏話などを語ってもらった。
【撮り下ろしカット】仲の良さが滲み出てる!笑顔でぎゅっと集まる超特急
本作は、6月より東京・兵庫・愛知・埼玉の4都市で計8公演、約10万人を動員したグループ史上最大規模のアリーナツアー『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2025 EVE』を、完全密着したライブ&ドキュメンタリー映画。熱気あふれるライブパフォーマンスとその裏側を中心に、インタビューパートも織り交ぜメンバーの素顔や葛藤、それぞれの想いなどを余すことなく収録。9人体制で新たなステージへと踏み出し、進化し続けながら加速していくメンバーの「今」、そして「これから」を捉えた作品となっている。
■映画公開に驚きと喜び グループには「すてきな空気が流れている」「シューヤが良い架け橋になっている」
――映画の公開が決まったことへの感想は。
ユーキ:全国で公開されると聞いて、すごい規模感だな、超特急のライブとドキュメンタリーが全国に広がるのか、と驚きましたしうれしかったです。
マサヒロ:最初は映画館で僕たちのライブが見れるんだと素直にうれしかったです。完成品を見た時に、こんなにも公演の全てを全国で見ていただけるのはありがたいなと思いました。
――公開決定は、8月8日“8号車(※ファンの総称)の日”のライブでメンバーの皆さんがステージから捌けた後に発表されました。たくさんの歓声がありましたが、舞台袖などで聞かれていましたか。
ユーキ:聞いていました。映画だけでなく3大(“映画・シングル発売・ツアー”決定)告知だったので、全部にびっくりしてくれているうれしい歓声でした。
――『EVE』ツアーでは、9人体制で初めてパフォーマンスされた過去の楽曲が多数でした。作り上げる過程でのエピソードがあれば教えてください。
ユーキ:過去の楽曲を9人Ver.にするとなった時に、より良い進化をしたいなと考えて、「ikki!!!!!i!!」という楽曲はアロハとハルをWセンターに置いたり、「Drawイッパツ!」であればマサヒロをセンターに変えたりしました。時代のニーズに合わせて、楽曲の見せ方を進化させようと意識しました。
■結成から14年「諦めず続けてきてよかった」 加入から3年「自分の立ち位置が明確に」
――結成から14年、マサヒロさんは加入から3年を迎えての心境は。
マサヒロ:そもそも10年以上活動しているグループに途中から入るということは、誰にでも経験できることではなく、限られた人にしか味わえない経験をさせていただいていると強く感じています。
3年経ってようやく、グループ内の自分の立ち位置が分かってきた気がします。トーク上だとあまり前には出ませんが、逆にパフォーマンスの時は前に出るなど、明確になってきたなと感じます。
ユーキ:9人になってから、毎日楽しいです。いろいろと立てていた目標を達成できている姿が(活動を始めてから)10年過ぎてもあるということが、やっぱり諦めず続けてきてよかったなと思います。2桁(号車)のみんな含め9人に出会えてよかったな、とポジティブな感情しかありません。本当に幸せなグループ活動をさせていただいています。
――映画内のツアー裏側でのメンバーの皆さんの楽しそうな様子が印象的でした。グループのいい雰囲気を作り出している要素は何だと思いますか。
マサヒロ:若いメンバーが入ったことと、上のメンバーと同じ(年齢の)シューヤが入った意味がすごくある気がします。同い年ではあるけど先輩・後輩ではある、という良い架け橋な存在でありつつ、“仕事仲間”ではなく“本当の友達”と仕事をしているという感覚が好きなシューヤがいることが、グループの雰囲気を良くしていると思います。
ユーキ:どこかのタイミングでみんなが心を許した時があったのですが、その時からすてきな空気が流れている気がします。初めましての時はどうしても距離感ができてしまうと思いますが、同じ壁や葛藤を乗り越えていくと、その先にどんどん絆が生まれていってメンバー同士の仲も深まってきたと感じます。仕事相手としても・友達としても・ライバルとしても、月日が立つことによって深まっているのかなと思います。
――今回のインタビューに不在のハルさんについて伺います。お2人そして超特急というグループにおいて、ハルさんはどういう存在ですか?
マサヒロ:いろいろ込みでかわいいなと思います。20歳じゃない落ち着きもありますが、逆にしっかりしようとしすぎて意外と自分本位だったりすることもあって…(笑)。そんなところがかわいい存在だなと思います。
ユーキ:超特急の怪獣担当といっている通り、“起爆剤”になる存在だと思います。
■共通点は“ダンスレクチャーイベント” コンビ名誕生も“ドジ飯”“森村”“赤飯”と候補は多数
――ダンスを8号車にレクチャーする単独イベントを行なった共通点のあるお2人ですが、お互いのイベントへのアドバイスや情報共有などは行いましたか。
ユーキ:イベントをするという情報は聞いていました。元々何かやりたいな、ということをマネージャーと話していた時に、超特急の振り付けをレクチャーするのも面白いかもね、という話になりました。その時に、「マサヒロもそういったイベントをやりたいと言っている」と聞いて、「どう差別化を図るか」を考えました。
マサヒロは元々プロダンサーとして活躍していたので、レッスンができる逸材ですし、超特急に入る前のマサヒロのパーソナルな魅力を知れるというのはなかなかない良い機会だなと思いました。対して僕は、振り付けをしている超特急の楽曲もあるので、「ライブに直結するもの」ができたら良いのかなと思いました。お互いそれぞれで差別化を図りながらやっていました。イベントが終わった後に、話は特にはしてないよね(笑)。
マサヒロ:してないですね(笑)。ユーキくんが先に開催したので、教えている風景や楽しそうにみんなで撮っている写真を見て、こんな雰囲気だったんだなと参考にさせていただきました。でも、実際にやってみないと8号車がどのくらい踊れるのかも分からなかったので、面白かったです。
ユーキ:ほんと未知の世界だったよね。
マサヒロ:味わったことのないレッスンでした。実は事前に振り付けを作っていたんですが、その日の雰囲気で作っていた振り付けを捨ててその場で作ったりもしました(笑)。
ユーキ:そうだったんだ(笑)。
――そんなダンスの共通点があるお2人ですが、コンビ名はありますか。
ユーキ:えー、なんだろう?そういえばないかも…。
近くにいたリョウガ:“ドジ飯(めし)”。
マサヒロ:担当そのままじゃないですか(笑)。“ドジ飯”って(笑)。たしかに8号車の皆さんってなんて呼んでくださっているんだろう?
ユーキ:(笑)。確かにないよね。
マサヒロ:なんだろう、“森村(もりむら)”とかじゃないですか?(笑)
ユーキ:えー(笑)。“森村”って、なんか森と村が喧嘩してるな(笑)。
近くにいたマネージャー:“赤飯(せきはん)”とか?
ユーキ・マサヒロ:あー!“赤飯”だ!
マサヒロ:僕と組むと、なにかしらのご飯になります(笑)。
ユーキ・マサヒロ:“赤飯”で!
近くにいたカイ:めでたいね!俺、お赤飯大好きだよ。
ユーキ・マサヒロ:めでたくていいね(笑)。
6日配信のインタビュー中編では、“2号車”カイと“3号車”リョウガの『EVE』ツアー披露楽曲の裏話やお互いの推しポイント、7日配信のインタビュー後編では、“7号車”タカシと“11号車”シューヤに語ってもらったバックボーカルとしてのやりがいや難しさ、“相方”としての思いなどを届ける。
■プロフィール
【ユーキ/村田祐基(むらた・ゆうき)】
1995年1月2日生まれ、徳島県出身。2012年にメインダンサー&バックボーカルグループ・超特急としてシングル「TRAIN」でCDデビュー。“5号車、ドジっ子担当”で、メンバーカラーは赤。グループの要であるダンスリーダーを担っており、持ち前のクリエイティブなプロデュースセンスを活かし、自身のライブや毎年開催されている『EBiDAN THE LIVE』などの大型コンサートの企画や演出も手掛ける。24年には“阿波とくしま観光大使”に就任している。
【マサヒロ/森次政裕(もりつぐ・まさひろ)】
1998年9月15日生まれ、山口県出身。22年4月に発表された超特急の新メンバー募集オーディション『超特急募』に合格し8月に加入、メインダンサーとしてデビューした。“12号車、ごはん担当”で、メンバーカラーはブラウン。
超特急ユーキ&マサヒロ、結成14年・加入から3年の思い語る コンビ名も決定「めでたくていいね」【インタビュー前編】
2025/11/05 12:00
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