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「O型(大型)でしょ?」周囲の“イジリ”に傷ついた…100キロ超えから約40キロ減量成功で別人級「キラキラして見えます」

2025/11/18 08:30

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100キロ超えから約40キロ減量成功したなつみさん(Instagram/@natsu.diet_bodymakeより)

 93キロから56キロまでダイエットをしたビフォーアフター動画が、話題を集めたなつみさん。妊娠などの影響もあり、一番太っていたときに体重が100キロあったという。減量の様子を収めた動画は24万回再生を超える反響を呼び、「キラキラして見えます」「目の形がこんなにも変わるんですね」「努力は実を結びますね」などと、さまざまなコメントも寄せられた。ダイエット始めたきっかけや成功後の心境の変化などについて、投稿者に話を聞いた。

【ビフォーアフター】まるで別人! 約40キロ減量に成功した姿

◆このままでは肝硬変に…主治医の声でダイエットを決意 減量成功も友人には病気と疑われた

――最高体重が100キロあったそうですが、現在までにどのような体重の増減があったのでしょうか?

「高校時代はアメフト部のマネージャーをしていて、体重は56キロでした。部活を辞めてからも同じ量のご飯を食べていたので、大学1~2年生の頃に68キロまで太り、大学3年生のときにカナダに留学し、毎日ドーナツやポテトチップスを食べたり、映画館でポップコーンを注文する際にバター追加で頼んでいたりしたため、さらに78キロまで増えました。大学4年生の頃に帰国し、周りの人たちを見て太っていることを自覚して、YouTubeのモムチャンダイエットをやって68キロまで減量しました」

――社会人になってからは?

「ずっと68キロくらいをキープしていました。ただ、28歳のときに1人目の子を妊娠し、食べつわりになって83キロまで太り、妊娠高血圧症候群で入院もしました。さらに、30歳ときに2人目を妊娠し、食べることをやめられずに100キロまで体重も増え、妊娠高血圧症候群で再度入院をしました。産後も痩せることはできず、ダイエットを決意しても三日坊主で続かず、34歳までは93キロくらいでした」

――ダイエットを決意したきっかけは?

「2023年8月に受けた健康診断で“脂肪肝”と診断され、主治医に『このままでは肝硬変にもなりかねない』と言われて、ダイエットを決意しました。2023年12月25日から本格的にダイエットを始め、8ヵ月でマイナス30キロ、今年の9月時点でマイナス39キロを達成しています」

――減量後の周囲の反応はいかがでしたか?

「93キロからダイエットを始め、マイナス10キロ時点で見た目にも変化が表れ始めました。しかし、あまり周りからの反応はなかったので、自分からダイエットの話をしてみたら、『痩せたとは思っていたけど、病気か何かだったらどうしようと思ってなかなか言い出せなかった』と言われました(笑)」

◆周りの人からの“イジリ”に傷ついたことも、人に会うのがとにかく嫌だった

――あまりの変化に、SNSには「整形したの?」というコメントもあったそうですね。

「『整形したくらい変わって素晴らしいですね!(苦笑)』と嫌味っぽく言われたこともありました(笑)。痩せると肉に埋もれていた顔のパーツも浮き出てくるんです。フォロワーさんの中にも大幅に減量した方がいて、『私も【整形したの?】って聞かれますよ(笑)』『本当に顔が変わるんですよね』とわかってくださるのでありがたいです」

――減量前の行動について教えてください。

「太っていたときはとにかく人に会いたくなくて、外出時は下を向いて歩いていました。友だちから遊びの誘いを受けても、何かと理由をつけて断ったり…。写真にも絶対に写りたくありませんでした」

――痩せてからはどうですか?

「人に会うのが楽しいと思うようになり、思い出に残したいと写真もよく撮るようになりました。洋服もお店で試着するのが恥ずかしくて、いつもネットで買ってサイズを失敗してお金の無駄遣いをしていました。今はお店で試着するのも恥ずかしくなくなり、買い物がとても楽しくなりました」

――ダイエット前は、周囲の言動やコメントなどで辛辣なものもありましたか?

「周りの人からの“イジリ”はいつもつらかったし傷つきました。場の雰囲気が悪くなるのが嫌で合わせて笑っていましたが、しんどかったです。飲み会で血液型の話になったときに、『O型(大型)でしょ?』と言われたことが一番記憶に残っています(笑)。『やっぱりそう思われてるんだ…』と泣きそうになり、飲み会が終わるまでずっと悲しい気持ちでした。こういった何気ない言葉は、言ったほうはすぐに忘れますが、言われたほうはずっと覚えていて、後で謝られても心は傷ついたままです」

――体型維持の方法、生活習慣の変化などについて教えてください。

「28歳で結婚式に向けて56キロまで減量したときは、極端な食事制限と有酸素運動のみで痩せました。しかし、結婚式後の新婚旅行でおいしいものを食べたのをきっかけに食欲が止まらなくなり、あっという間にリバウンドしました。今は筋トレをしているので、一度食べたくらいでは太らないし、食事制限ではなく、無理のない食事管理をしているので、何かをきっかけに食欲が爆発して何日も止まらないということはなくなりました」

――経験が大きいのですね。

「93キロからダイエットをしたときは、最終目標(当時は167センチ、標準体重61キロ)を持ちつつも、それはすぐには達成できずに挫折するのが目に見えていたので、まずは『90キロを切る』『1日2リットル以上の水を飲む』といった小さな目標を設定しました。それを少しずつ達成していくことで自信につながり、何より無理なく継続できて習慣化していくこともできました」

◆ダイエット継続のモチベーションに独自ルールも「1日1回は自分のことを褒めて認めてあげる」

――現在はどうですか?

「ボディメイクの大会前ということもあり、4時半に起きて朝ごはんの前に1時間ウォーキング、仕事が終わったらジムに行って、子どものお迎えまで筋トレとポージングの練習というのを週4~5日やっています。ここまでやらなくても絶対に痩せられるので、安心してください(笑)」

――ダイエットのモチベーションを維持する方法はありますか?

「『昨日の自分』『過去の自分』より『今日の自分』のほうが『もっと好き』と思えるような選択を日々していくこと。自分の頑張りは自分にしかわからないので、小さなことでも1日1回は自分のことを褒めて認めてあげること。私もそうなのですが、つい周りと比べて落ち込んでしまうこともあると思います。でも、本当に比べるべきは過去の自分だと思っています」

――減量後、ボディメイク大会にチャレンジしていますね?

「インスタライブで『大会かっこいいなー』『大会に出るのが夢』とよく言っていました。それを聞いた方から『サポートするので大会を目指してみませんか?』とお声掛けいただいたことがきっかけです。筋トレを続けていても、自分ではなかなか体の変化に気づけなかったりしましたが、写真や動画を見返すと明らかに体に変化があって『継続は力なり』と実感しています」

――ダイエット経験を活かした今後の夢や目標を教えてください。

「『食事管理をしてもらいたい』『ダイエット伴走をしてほしい』というDMをよくいただきます。まだまだ知識も経験も少ないのでお手伝いすることができず心苦しいですが、いずれみなさんのダイエットをサポートできたらいいなと漠然と思っています」

――素晴らしい目標ですね。

「現在、大好きなメーカーのアンバサダーを務めさせていただいているので、これからもそういった活動は続けていきたいです。そして『人は変われるんだよ』ということを伝え続けたいです。もちろん、インスタもダイエットもボディメイクも続けて、みなさんの希望になれるよう、引き続き精進して参ります!」

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