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細田守最新作『果てしなきスカーレット』冒頭7分8秒を「金曜ロードショー」で放送 今夜は『時をかける少女』

2025/11/28 07:33

  • 映画
アニメーション映画『果てしなきスカーレット』(公開中)“青い空と白い雲”を背に立つスカーレットの新場面カット(C)2025 スタジオ地図

 細田守監督の最新作『果てしなきスカーレット』(公開中)の冒頭本編7分8秒が、今夜(28日)放送の日本テレビ系「金曜ロードショー」(後9:00~後11:09※放送枠15分拡大)にて特別放送されることが決定した。今夜は細田監督のリーランス転身後初の長編作品『時をかける少女』(2006年)を本編ノーカット放送。その番組後半でオンエアされる。

【動画】芦田愛菜が歌うエンディングテーマ「果てしなき」特別PV

 あわせて、細田作品の象徴とも言える“青い空と白い雲”を背景に、主人公・スカーレット(CV:芦田愛菜)が佇む新場面カットも解禁された。

 今月21日の公開以降、観客の間で多様な感想や考察が飛び交い、大きな話題を呼んでいる『果てしなきスカーレット』。放送される映像には、物語の舞台となるる《死者の国》の緻密な世界観、そしてスカーレットが生きる「16世紀デンマーク」の情景など、細田監督と制作チームが追求した圧倒的な映像表現が凝縮されている。

 特に注目したいのが、芦田が役柄をつかんだきっかけになったと語る“水を飲んで吐き出す”シーンを含む、《死者の国》をスカーレットが一人で旅する姿。

 さらに物語の鍵を握るクローディアス(CV:役所広司)とアムレット(CV:市村正親)も登場。短いシーンながら、2人の熱のこもった声の演技からキャラクター性を垣間見ることができる。

 公開された新カットでは、細田作品の象徴とも言える“青い空”と“白い雲”を背景に、驚いたような表情のスカーレットが描かれる。荒れ果てた《死者の国》や、復讐心に燃える険しい表情とは対照的な印象で、本作の新たな一面を感じられる一枚だ。《死者の国》に落ちたはずのスカーレットが、なぜこのような場所に立っているのか――。その答えは、彼女が旅の果てにたどり着く決断と密接に関わっていく。

 細田監督をはじめとする制作陣が新たなアニメーション表現に挑み作り上げた『果てしなきスカーレット』。生死、愛、喪失、赦し――壮大なテーマを内包しながら、スカーレットの“果てしなき旅路”が描かれる。

 『時をかける少女』が終わってもチャンネルそのままで本編映像をチェックしてほしい。

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