「信頼で世界をつなぐ」をビジョンに掲げ、日本の政府開発援助(ODA)実施機関として国際協力を推進する独立行政法人国際協力機構(理事長:田中明彦、本部所在地:東京都千代田区、以下:JICA)は、7月10日(木)より、アルゼンチンとメキシコの日系社会から食品関連のビジネスリーダーを招へいし、福島県でビジネス交流会の開催および福島県内の食品生産現場を視察する事業を実施します。

ペルー・ドミニカ共和国日系社会ビジネス 本邦招へい時の様子・魚介類市場での試食(2025年2月7日~24日)
JICAは、戦後の日本政府の移住政策に基づいて設立された前身団体の時代から中南米の日系移住者支援に取り組んできました。この経験を活かし、現在は中南米の日系社会との連携強化を進めています。近年、中南米では日系社会と日本とのつながりや日本文化への関心の高まりを背景に、日本食や日本産食材に対する関心と需要が急速に高まっており、今後の成長が期待される有望な市場として注目を集めています。
一方で、日本産の水産物や食品は、輸出先の多角化が喫緊の課題となっています。こうした状況を受け、JICAは中南米の日系社会とのネットワークを活かし、日本産品の新たな市場を開拓するとともに、地域経済の活性化を図ることを目的に、本事業を実施することといたしました。
今回の招へい事業では、アルゼンチン・メキシコの日系社会から選ばれた食品関連のビジネスリーダー9名を日本に招き、福島県内で安心・安全かつ高品質な食品の生産・加工現場を視察・体験する予定です。また、福島の事業者との意見交換や、「アルゼンチン・メキシコ日系社会ビジネス交流会」を開催し、帰国後の販路拡大に向けた具体的な連携づくりを目指します。
来日する9名は帰国後、それぞれが国内で有する高い発信力と影響力を活かし、日本産品の魅力や品質に関する広報活動を展開することが期待されています。
来日中のビジネスリーダーへの取材(現地における福島県産品のイメージや需要、帰国後のビジネス展開の計画など)をご希望の方はご希望の取材日の前日17時までに、問い合わせ先までご連絡をお願いいたします。
取材対象期間: 7月10日(木)~7月12日(土)
言語:日本語・スペイン語 (※通訳あり)
<主なプログラム:ビジネス交流会>
■7/10(木)

【取材可能事項】
ビジネスリーダー9名を対象に、現地における福島県産品のイメージや需要、帰国後の福島PR活動予定内容等、について取材可能です。
<7月10日午後 以降のプログラム>
福島県の復興状況と、安全で高品質な県産食品の生産・加工現場の視察・体験を予定
■7/10(木)

■7/11(金)

■7/12(土)

<7月10日(木)~7月12日(土)取材対象者>
■アルゼンチン日系食レストラン 会長
野中 ロレーナ バニーナ(日系3世・熊本県ルーツ)
現地での主な事業内容: ガストロノミーを通じて日本文化を広めている(Gastro Japo Food Week等の日本食イベントを企画・コーディネート)
帰国後の計画:来日中に築いたネットワークや知見を協会メンバーと共有し、大規模な普及イベントへと活用。新たな日本産品を紹介・展開していく予定

■TOA商事 マネージャー
村藤 盡(じん) ヘラルド(日系2世・富山県/埼玉県ルーツ・日本語対応可)
現地での主な事業内容:
・日本食を中心としたアジア系食品の輸入
・卸売事業およびレストラン向け販売を展開

■東洋フーズ オーナー
石川 城土(きど)(日系2世・山梨県/東京都・日本語対応可)
現地での主な事業内容:
・日本製品を含むアジアの菓子類、飲料、日用品などを輸入
・メキシコ国内に35店舗を展開し、一般消費者向け(BtoC)に販売

このほか、参加予定の計9名への取材が可能です。ご希望の方はご相談ください。
なお、招へい者のプロフィールはこちらよりご覧いただけます
<ビジネス交流会 講師>
■福島県貿易促進協議会 海外販路開拓専門員
舩見 義克
元 日商岩井職員。7月10日(木)「アルゼンチン・メキシコ日系社会ビジネス交流会」において、ビジネスリーダーに対して福島県産品の魅力について講師を務める予定

香港での酒類見本市(日本酒)
参考資料:アルゼンチン・メキシコ日系社会ビジネス交流会
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