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日本通運、JR貨物と連携し、HondaのEVバッテリーパック長距離鉄道輸送の本格稼働に協力

2025/09/10 14:11

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NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社
~新たなモーダルシフトモデルを構築~

 NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:堀切智)のグループ会社、日本通運株式会社(社長:竹添進二郎 以下、日本通運)は、本田技研工業株式会社(以下、Honda)と日本貨物鉄道株式会社(以下、JR貨物)とともに、Honda製EV「N-VAN e:」に搭載されるバッテリーパックの長距離鉄道輸送の本格稼働に協力しました。本取り組みは、Hondaが推進する環境配慮型物流の強化施策として、茨城県のバッテリー出荷拠点から三重県のHonda鈴鹿製作所まで、約500kmに及ぶ区間において鉄道を主な輸送手段とする新たな輸送モデルです。

8月25日 納品式典の様子 左から、日本通運 執行役員 モビリティセールス部担当 佐々木 治、Honda 執行職 生販物流・間接材統括部長 大澤 裕一氏、JR貨物 執行役員 鉄道ロジスティクス本部営業部長 麦谷 泰秀 氏


 EVバッテリーパックは大型かつ高精度な部品であり、安全かつ確実な輸送には専用インフラと高度な技術が不可欠です。今回のモーダルシフトでは、Hondaが積載治具の設計・製作を主導し、日本通運が輸送計画の策定と現場運用を担い、JR貨物が全国を網羅する鉄道ネットワークと高信頼の輸送体制を提供します。三社の強みを生かし、安全性・環境性・低コストを兼ね備えた新たな輸送モデルを構築しました。

 このモーダルシフトにより、茨城県のバッテリー出荷拠点から車両組立を行う三重県のHonda鈴鹿製作所までの輸送において、宇都宮貨物ターミナル駅(栃木県宇都宮市)から四日市駅(三重県四日市市)までの約500kmに及ぶ長距離鉄道輸送を実現しました。
従来の全区間トラック輸送と比較して、年間約74.5%(約698.5t)のCO2排出量削減が見込まれます。また、長距離トラック運行に伴うドライバーの拘束時間も約78.8%(約2,542時間/年)削減でき、ドライバーの負担軽減にもつながっています。
 日本通運は、一連の輸送において、鉄道コンテナを活用した輸送スキームの設計・構築を担い、CO2排出量の削減やトラックドライバーの拘束時間短縮など、従来の物流課題の解決に取り組みました。



 さらに、バッテリーパックの積載治具の積み降ろしを円滑に行うための特別仕様のコンテナ「Hondaラッピングコンテナ」を新たに導入し、安全性と作業効率の向上を図っています。

 NXグループは、カーボンニュートラルや脱炭素社会の実現に向けてCO2排出量削減に貢献する物流サービスを開発・提供し、これからもお客様のサステナビリティ経営をサポートしてまいります。

NXグループについて:
NXグループは、1937年の創立以来、モノを運ぶことを通じて人・企業・地域を結び、社会の発展と共に歩んでまいりました。世界57の国と地域に約78,000人の従業員を有するグローバルロジスティクスカンパニーとして、陸・海・空の輸送モードと倉庫・ITを駆使し、高品質なロジスティクスサービスを提供しています。
NXグループの企業メッセージ「We Find the Way」は、どんな状況でも最善の方法を見つけ出し、必ずやり遂げるという私たちの強い意志と自信を表しています。モノを運ぶだけではなく、お客様の未来をともに創造するパートナーとして、持続可能で環境に配慮したサプライチェーンソリューションを提供しています。
当社に関する詳しい説明は https://www.nipponexpress-holdings.com/ja/ をご覧ください。



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