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十日町市の元限界集落で育てる魚沼産コシヒカリを使った日本酒の棚田オーナー制度を開始

2025/09/11 11:10

  • 津南醸造株式会社
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津南醸造株式会社
「つなぐ棚田遺産」に選ばれた棚田を舞台に、都市と農村の交流で持続可能な村づくりに挑戦




津南醸造株式会社(本社:新潟県中魚沼郡津南町、代表取締役:鈴木健吾、以下「津南醸造」)は、NPO法人地域おこし(新潟県十日町市、代表理事 多田朋孔、以下「NPO法人地域おこし」)と連携し、「日本酒の棚田オーナー制度」を2025年9月より開始いたします。

本プロジェクトは、2004年の中越地震で「限界集落」と呼ばれていた新潟県十日町市池谷集落の棚田を舞台に、都市住民と農村がともに関わる参加型の仕組みを通じて、地域資源の継承と交流人口の拡大を目指すものです。
棚田の恵みを一杯の酒に
池谷・入山集落の棚田で育てられた魚沼産コシヒカリ「山清水米」は、昼夜の寒暖差と清らかな雪解け水に育まれ、豊かな甘みと香りを持ちます。
津南醸造では、この「山清水米」を原料に、日本酒の仕込みを担当。地元の水と米で醸すお酒を通じて、都市と農村をつなぎ、新しい物語を生み出します。完成したお酒はオーナーの皆さまのもとに届けられ、家族や仲間との乾杯や贈り物として新たな絆を生み出します。
「山清水米みんなの棚田」の日本酒オーナー制度について
NPO法人地域おこしの棚田オーナー制度「山清水米みんなの棚田」では一定の区画の田んぼをオーナーに割り当て作業して収穫したお米を配当する形ではなく、1つの田んぼを舞台にして各オーナーの皆さまと我々農家で協力して田植え、草取り、草刈り、稲刈りなどを体験(参加自由)するような参加型、体験型のオーナー制度となっております。既存の内容ではNPO法人地域おこしが栽培し、収穫したお米の全体量に対し、割り当て面積に応じた分を配当米としてお送りしますが、この度、日本酒オーナー制度を新たに開始しようと準備中です。そのためには日本酒を仕込む最低ロット(360リットル)以上のオーナーを募集する必要があります。
今回は日本酒オーナー制度を形にするために一緒に取り組んでくれるオーナーを募集いたします。
オーナー制度へのお申し込み・詳細はこちら

ホタルが飛ぶ“つなぐ棚田遺産”「池谷・入山棚田」
新潟県十日町市の山間にある池谷・入山集落は、全国的に有名な「魚沼産コシヒカリ」の産地です。冬になると、3メートル以上雪が積もり春になると解けた水が大地にゆっくり浸透し、ミネラルをたっぷり含んで田んぼに注がれます。 田んぼにはカエルやどじょう、水生昆虫など生き物が沢山棲んでいます。初夏にはホタルも飛び交い、そして山地だからこそ、昼夜の寒暖差によりお米の甘味がぎゅっと増します。



令和3年に実施された棚田地域振興の積極的な取り組みを評価する「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~(ポスト棚田百選)」に、全国271ヶ所の中の1つとして池谷・入山の棚田が認定されました。



中越大震災では多くの棚田の畦が崩れ、中には3年かけて直し、 耕作を復活した場所もあります。しかしそんな逆境にもめげず米作りをし続けたのは、農業の継承が集落を存続させるために大切なことだからです。NPO法人地域おこしは、先祖代々続いた棚田を守り、村の灯りを未来へつないでいくために、魚沼産コシヒカリに「山清水米」という名前をつけて、 直接消費者のみなさんに買っていただくことにしました。農薬、化学肥料の使用を慣行栽培の5割以下で栽培しており、特別栽培米として新潟県の認証を受けています。また、農薬も化学肥料も使わない米作りにも挑戦し続けています。



NPO法人地域おこしについて
2004年の中越地震をきっかけに、新潟県十日町市の池谷・入山集落を中心に地域おこし活動を行っています。棚田を継承し、農業と都市交流による収入・関係人口を増やす取り組みによって「限界集落」状態だった池谷集落は、若い移住者を迎え子供も増え、限界集落ではなくなりました。
「集落の存続と、都会と田舎の良いところを組み合わせて、これからの時代に求められる新しい地域づくり」を目指して、池谷・入山集落の存続、全国の過疎地を元気づけるような活動、ひいては都市農村共生による持続可能な社会の仕組みづくりに挑戦しています。
組織概要
名称 特定非営利活動法人地域おこし
設立 2005年3月(2012年4月4日 NPO法人化)
事務所 〒949-8613 新潟県十日町市中条庚939-2 やまのまなびや
代表理事 多田 朋孔
URL http://www.iketani.org/

津南醸造について
津南醸造株式会社は、新潟県中魚沼郡津南町に本社を構える日本酒を生産する酒蔵です。日本有数の豪雪地帯に位置し、標高2,000m級の山々から湧き出る天然水を仕込み水として活用しています。地元産の酒米「五百万石」や「魚沼産コシヒカリ」を用いた酒造りは、自然との共生と革新を融合させたスタイルを特徴とし、「Brew for Future~共生する未来を醸造する~」をブランドコンセプトに掲げています。2025年には、醸造技術を競う「越後流酒造技術選手権大会」において、新潟県知事賞(第1位)を受賞しました。

豪雪地帯にある津南醸造の酒蔵

キメ細やかな超軟水を用いた酒造り

クリアな味を実現する低温での酒造り

津南醸造のWEBページ https://tsunan-sake.com/
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