「やさしさ」をテーマに世界23の国と地域から1,640点の応募、受賞作品11点を発表
中村キース・ヘリング美術館(山梨県・小淵沢)は、「第17回中村キース・ヘリング美術館 国際児童絵画コンクール」にあたり、23の国と地域から寄せられた1,640点の応募作品の中から選ばれた11点の受賞作品を発表。同コンクールの授賞式を2025年10月26日(日)に開催します。
本コンクールは、ニューヨークのキース・ヘリング財団が唯一認定する国際的な児童絵画コンクールとして2009年に始まりました。アートを通じて社会活動を行ったキース・ヘリングの遺志を受け継ぎ、4歳から18歳までの子どもたちが自由な世界観を表現する場として、毎年秋に実施しています。これまでに50を超える国と地域から累計17,000点以上の応募が寄せられています。

本コンクールでは、美術の専門家だけでなく世界を舞台に様々なフィールドで活躍する審査員により、作品のもつ美しさや個性、社会へのインパクトなど、それぞれの審査員の観点から、その年のテーマに沿って4歳から18歳の子どもたちの作品を審査します。
第17回となる中村キース・ヘリング美術館国際児童絵画コンクールでは、「やさしさ」をテーマに掲げました。世界各地で不安や分断が広がる今、子どもたちが身近な人や社会に向ける「やさしさ」の視点は、未来への希望そのものです。中村キース・ヘリング美術館は、ヘリングがアートを通じて訴え続けた人権や平等の精神を受け継ぎながら、子どもたち一人ひとりの「やさしさ」が、他者への想像力や対話を生み出す力となることを信じて本コンクールを開催いたします。
本コンクールの特徴

1. 世界で唯一のキース・ヘリングの美術館「中村キース・ヘリング美術館」が主催 本コンクールは、キース・ヘリング財団が認可する世界で唯一のコンクールです。世界各地の子ども病院や孤児院のために作品を制作し、平和で平等な未来への希望を子どもたちに託し、エイズによる合併症のため夭折したアーティスト、キース・ヘリング(1958-1990)の遺志を受け継ぎ、中村キース・ヘリング美術館は本コンクールを通して子どもたちのメッセージを社会へ発信します。
2. 多様なフィールドで活躍する審査員による審査
審査員を務めるのは、世界的スタイリストのパトリシア・フィールド率いる「ハウス・オブ・フィールド」や、キース・ヘリング財団に加え、キース・ヘリングと縁の深い葛井克亮、フラン・ルベール・クズイらを交えた11組です。各審査員が年齢別の2つの部門からそれぞれ1点ずつ受賞作品を選び、賞を授与します。
【審査員】
・ハウス・オブ・フィールド
・キース・ヘリング財団
・北川原 温(東京藝術大学名誉教授)
・葛井克 亮、フラン・ルベール・クズイ
・中村 和男(中村キース・ヘリング美術館 館長)
・西野 慎二郎(ガスアズインターフェイス株式会社 代表取締役/ガスボン メタボリズム ディレクター)
・大石 圭子(シミックホールディングス株式会社代表取締役 社長COO)
・ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
・梁瀬 薫(中村キース・ヘリング美術館 顧問/美術評論家)
・吉井 絵梨子(ミス・グランド・ジャパン運営代表)
・吉井 仁実(清春芸術村吉井財団 理事長)



3. ゲストアーティストによるワークショップを実施 授賞式の後には、毎年ワークショップを実施しています。今年は、八ヶ岳を拠点に活動するアーティスト田代敏朗をゲストに迎え、コンクールのテーマ「やさしさ」について共に考え、創作を行います。「やさしさ」と向き合い、自らの想いを表現した子どもたちにとって、このワークショップは、アーティストとの出会いや八ヶ岳の自然の中での思考体験を通じて、さらに創造の幅を広げていく機会となることでしょう。(https://toshiakitashiro.com/)
本年度の受賞作品
2025年度のテーマ:やさしさ
平和や自由のまんなかには「やさしさ」があります。
地球にやさしくすること。動物にやさしくすること。
人にやさしくすること。やさしさにはいろいろなかたちがあります。
あなたにとって「やさしさ」はどんなふうに見えますか?
応募対象:4歳~18歳(部門1.:4~10歳、部門2.:11~18歳)
出品規定:水彩・油絵・色鉛筆・クレヨン・コラージュ・版画などの画材は技法は自由でA4(21.0cm×29.7cm)以内、厚さ3mm以内の作品
本コンクール公式ウェブサイト
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賞の名称
部門 受賞者氏名 年齢 作品タイトル 地域
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ハウス・オブ・フィールド賞

部門1 Gempita R Ramadhan、9歳、I CARRY LOVE AND I GIVE IT FREELY、インドネシア

部門2 穴吹 桃子、17歳、サーモグラフィ、香川県
キース・ヘリング財団賞

部門1 Tro Nguyễn Lộc Lợi、10歳、Be Kind to the Earth and Moon、USA

部門2 堀之内 聖、11歳、いのちの輪、長野県
アーキテクト賞

部門1 アオマツ ガク、7歳、アタタカイフユノヒ、東京都

部門2 渡辺 歩美、15歳、行きつけの店のオムライス、山梨県
フラン&カズ・クズイ賞

部門1 賈 小夏、10歳、月の光、大阪府

部門2 羽賀 理沙、15歳、涙の雨に傘をさす(ナミダノアメニカサヲサス)、新潟県
中村キース・ヘリング美術館賞

部門1 Augustin Edita Dharmawan、9歳、MAKE FRIENDS WITH STRAY CATS、インドネシア

部門2 Poonyada Mongphet、16歳、Little cat family、タイ
ガスボン メタボリズム賞

部門1 前澤 萌愛、10歳、つつみこむ海!、東京都

部門2 仙波 心実、15歳、EARS、香川県
シミック賞

部門1 荻原 純永、8歳、だれかのために泣くこと笑うこと、埼玉県

部門2 飯島 さほ、14歳、あたたかい思い出、愛知県
ロシュ・ダイアグノスティックス賞

部門1 Poonpalutt Kooljittiset、8歳、Happy Birthday My Mother、タイ

部門2 日向 琉惺、15歳、かたちのない温かさ、山梨県
アートクリティック賞

部門1 松田 圭一郎、6歳、クレーンゲーム、東京都

部門2 須長 絃、11歳、やさしさを作るきかい、長野県
ミス・グランド・ジャパン賞

部門1 堀元 聡太、8歳、絶滅動物たちのパーティー、大阪府

部門2 Sarinya Nilplengsang、14歳、My Love is Kindness Shared、タイ、
清春芸術村賞

部門1 福留 慎海、7歳、優しい心が幸せを呼ぶよ!、高知県

部門2 横森 玲南、12歳、あたたかいキモチ、山梨県
授賞式開催概要

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