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学生たちの手で“森にアートを”――自然と人をつなぐプロジェクト

2025/10/29 13:10

  • 学校法人東京電機大学
  • イベント
学校法人東京電機大学
笹谷研究室が「Wood Structure Artの森」プロジェクトに参画

東京電機大学 未来科学部 建築学科 笹谷研究室(建築構造研究室)は、栃木県さくら市の「喜連川ファミリーキャンプ場」内で進行中の「Wood Structure Artの森」プロジェクトに参画しています。
本プロジェクトは、東京電機大学・共立女子大学・北海学園大学の3大学が連携し、栃木県産の木材を活用してアート作品をつくる取り組みです。地球温暖化防止や林業の活性化を目指し、2024年にスタートした5年間の計画で、2028年に“アートの森”の完成を目標としています。
■笹谷研究室が自然とアートを同時に楽しめる空間づくりに挑戦
笹谷研究室では、これまで学んだ構造設計や木の特性を生かし、「こもりん」を制作・設置しました。この作品はキャンプ場に訪れた子供たちが登ったり駆け回ったり、大人も座って森林浴や木漏れ日を体感できます。学生たちは作品のデザインだけでなく、構造解析や実験による安全検討、材料調達やコスト工程管理から製作まで自分たちで行いました。制作時期は台風により雨の中の作業になりましたが、何とか完成報告会に間に合うことができました。
今後も笹谷研究室では、地域の方々と一緒に地産木材を活用し、アートや建築の力で持続可能な社会づくりに挑戦していきます。

こもりん (本学笹谷研究室作品)


施工の様子

施工の様子

■自然を舞台に建築を学ぶ20名の学生たち
今年は3大学から約20名の建築学科の学生が参加しました。4月の初回ミーティングを皮切りに、オンラインや現地での打合せを重ねながら、現地調査やデザインワークショップを実施。栃木県産の木材を用いて、遊具や装飾品としても楽しめるオブジェを制作しました。作品の設置や仕上げは、学生たちが現地に泊まり込みながら行い、伐採現場の見学や、小学生との植樹体験を通して、森と人との関わりや、素材としての木の魅力を体感的に学びました。地域住民や協賛企業、林業関係者とも積極的に交流しています。
9月6日(土)に開催されたお披露目会には、協賛企業21社の関係者を含む約150名が来場し、子供たちにも作品を楽しんでいただきました。

アートの森 全景

【東京電機大学 未来科学部 建築学科 建築構造研究室について】 
指導教員:東京電機大学 未来科学部 建築学科 笹谷 真通 教授
実験や解析から建築構造のメカニズムを解く!
近年建築構造に求められる社会的なニーズに応えるため、当研究室では民間企業や行政等と協力し、構造解析や実大構造実験を通して、異なる材料や部材を組み合わせた建築ハイブリッド構造の性能や構造設計法に関する研究を行います。
東京電機大学 研究室ガイド(建築構造研究室)
教員情報(笹谷 真通 教授)
<参考>
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