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【地方経済に広がる生成AI格差調査】導入率9.9%、3人に1人が“焦り”を感じる現状とは ─ 地方企業の社長300名を対象に調査

2025/11/04 18:39

  • 株式会社LOG
  • 調査レポート
株式会社LOG
地方中小企業の生成AI導入率はわずか9.9%。導入を阻むのは「知識不足」と「人手不足」。“AIを使える企業と使えない企業”の差が、地方の現場でも広がり始めている。




AI研修・DX支援事業を展開する株式会社LOG(本社:東京都渋谷区、代表取締役:矢嶋拓弥)は、地方中小企業の経営層を対象に、生成AIの導入状況や課題に関する実態調査を実施いたしましたのでお知らせします。本調査は、リサーチマーケティングサービス「リサピー(R)」(https://ideatech.jp/service/research-pr)を通じて、全国の地方中小企業300社の経営者・役員を対象に2025年9月に実施しました。




01|生成AIを「全社的に導入・活用している」企業はわずか9.9%
地方中小企業の多くが、生成AIを活用できていない現状が明らかに。導入済み企業の約7割は「週3回以上活用」と回答し、導入後は定着しやすい傾向が見られました。

02|導入が進まない理由の第1位は「メリットがわからない」
続いて「費用対効果が見えにくい」「使える人材がいない」が上位に。情報・人材の二重不足が導入を阻む要因となっています。

03|経営者の3人に1人が「AIに取り残される不安」を感じている
生成AIの急速な普及に対し、地方の経営層にも危機感が広がっています。中でも“AIを活用できる人材育成”の必要性を指摘する声が多く上がりました。

📗 本調査の詳細レポート(全21ページ)はこちらからダウンロードいただけます。
https://log-port.com/documents/ai-report-2025/


■調査概要

調査名称:地方中小企業の生成AI活用実態調査 2025
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング『リサピー(R)』(https://ideatech.jp/service/research-pr)の企画によるインターネット調査
調査期間:2025年9月25日~同年9月30日
有効回答:地方中小企業の経営者・役員 302名
(東京都・大阪府・愛知県・宮城県・福岡県・北海道を除く地域、従業員10名以上100名未満の企業)

≪利用条件≫
1. 情報の出典元として「株式会社LOG」の名称を明記してください。
2. ウェブサイトや記事内で使用する場合は、出典元として以下のリンクを設置してください。
URL:https://log-port.com/documents/ai-report-2025/


■生成AIを「日常的に利用している」人はわずか14.2%




「Q1. ChatGPTやClaude、Geminiなどの生成AIを個人として業務で利用していますか。」(n=302)と質問したところ、
「日常的に利用している」と回答したのはわずか14.2%にとどまりました。
一方で、「時々利用している」(23.5%)を合わせると、約4割が何らかの形で生成AIに触れている一方、
「利用したことがない」が47.8%と半数近くを占め、AIスキル格差が個人レベルでも顕在化していることが分かりました。

■企業全体での導入率は9.9%、過半数が「まだ何も取り組んでいない」




「Q2. 勤務先での生成AIの活用状況を教えてください。」では、
「全社的に導入・活用している」は9.9%、「一部の部門で導入・活用している」は11.9%でした。
一方、「まだ何も取り組んでいない」が55.4%と過半数を占めており、
地方中小企業における生成AI導入の遅れが浮き彫りになりました。


■導入企業の7割以上が「週3回以上」AIを活用




導入済みの企業における利用頻度を尋ねたところ(Q3)、
「ほぼ毎日」(37.9%)、「週3~4回程度」(36.4%)と、7割以上の企業が週3回以上生成AIを活用していることが分かりました。
導入企業では、定着が進み、日常業務に深く根付いている傾向が見られます。
つまり、導入の壁を越えた企業では、すでに業務効率化の中心ツールとしてAIが機能している実態が明らかです。

■導入が進まない理由は「効果がわからない」31.5%、「費用対効果が見えない」29.7%




「Q6. 全社的に生成AIの導入が進んでいない理由」を尋ねたところ、
最も多かったのは「生成AIの具体的なメリットや効果がわからないから」(31.5%)。
次いで「費用対効果が見えない」(29.7%)、「セキュリティ面での不安」(24.6%)が続きました。
導入コストや情報不足が心理的ハードルとなっており、教育・啓発の不足が大きな要因と考えられます。

■3人に1人が「自社が取り残されるかもしれない」と不安を感じている




「Q8. 生成AIの急速な普及を見て焦りを感じたことがありますか。」(n=302)では、
「かなりある」(6.0%)、「ややある」(27.2%)を合わせ、33.2%が“取り残される不安”を感じていることが分かりました。
特に、導入未経験の層にも「他社が進んでいる」「情報が追いつかない」といった危機感が広がっています。
生成AI格差が経済的・心理的な両側面で地方企業に影響を与え始めていると言えます。

■今後求められる支援は「社員向けAI研修」と「ツール選定サポート」




「Q10. 生成AIに関するサービスで受けたいもの」を聞いたところ、
「従業員向けの生成AI活用研修」(24.2%)が最も多く、次いで「具体的な生成AIツールの選定」(23.8%)、「業界特化型の活用方法紹介」(19.5%)が続きました。
AIを導入するだけでなく、“現場で使えるようにする教育”が求められていることが示唆されます。

■まとめ

本調査では、地方中小企業における生成AI導入率が9.9%にとどまり、
個人・組織の双方でAI活用の二極化が進んでいる実態が明らかになりました。
導入企業では高頻度で活用が進む一方、導入していない企業の多くは「効果が見えない」「人材がいない」という課題を抱えています。
また、3人に1人の経営者・担当者が「取り残される不安」を感じており、
生成AIの知識格差が地方経済の新たな分断要因となりつつあります。
地方のデジタル人材育成とAIリテラシー向上が、今後の地域経済の競争力を左右する鍵となるでしょう。

📗 本調査の詳細レポート(全21ページ)はこちらからダウンロードいただけます。
https://log-port.com/documents/ai-report-2025/


■地方中小企業のAI導入なら、LOGの「スパルタAIDX研修」




今回の調査から、地方企業では「AIの効果が見えにくい」「社内で使いこなせる人がいない」といった、“導入後の定着・実践”に課題を抱えていることが明らかになりました。

株式会社LOGでは、こうした課題に直面する中小企業に向けて、
現場で成果を出すためのAI実践支援プログラム「スパルタAIDX研修」を提供しています。
研修では、単なるツールの使い方ではなく、業務プロセス全体でAIを活用できる体制づくりを重視。
実際に、地方を中心にAI活用事例800件超、DX支援300社以上
を支援しています。

「AIを導入したが成果が見えない」「社員がAIを使いこなせていない」
そんな課題を感じている企業の方は、まずお気軽にご相談ください。
貴社の業務や人材課題に合わせて、最適な活用ステップをご提案いたします。

スパルタAIDX研修|公式サイト
https://log-port.com/aidx-training/

📩 無料相談・お問い合わせ
https://log-port.com/contact/


■AI×DXの「本質的な価値」を共創するLOGセミナー

株式会社LOGでは、AI・DXの最新動向から実践ノウハウまでを学べるセミナーを定期的に開催しています。

テーマは、単なるツール活用に留まらず、「AI×DXで本質的な価値を共創し、期待を超える」という理念を大切にし、企業が継続的に成果を生み出すための知識と仕組みづくりに焦点を当てています。

セミナーでは、最新のAIトレンド情報はもちろん
・現場で使える普遍的なAI・DXスキル
・AIネイティブな組織への変革を実現する組織論・戦略
・地方企業が直面する実践課題のリアルな解決策
など、企業の「AI・DX化」を成功に導くための実践的知見を共有しています。
AI活用を学びたい方から、経営視点でDX推進を考える方まで、幅広い層にご参加いただける内容です。

🎤 最新セミナー一覧はこちら
LOG|AI・DXセミナー情報ページ
https://log-port.com/event/


■会社概要

会社名: 株式会社LOG(LOG, Inc.)
代表者: 代表取締役 矢嶋 拓弥
所在地: 〒150-0045 東京都渋谷区神泉町20−21 クロスシー渋谷神泉ビル
設立: 2020年
事業内容:
 ・生成AI研修事業(スパルタAIDX研修)
 ・企業向けDX支援/システム開発事業
 ・AI活用コンテンツ制作/教育事業
URL: https://log-port.com/
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