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World Coastal Forum 2025 Conferenceを塩城市で開催、生態系優先とグリーン開発の経験を共有

2025/09/25 15:54

  • The World Coastal Forum 2025 Conference
World Coastal Forum Partnershipに新たなパートナーを迎える
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World Coastal Forum Partnershipに新たなパートナーを迎える
 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202509255918-O1-0NXu5jhS

 

AsiaNet 201096 (0218)

 

【塩城(中国)2025年9月24日新華社=共同通信JBN】9月24日のWorld Coastal Forum 2025 Conference(世界沿岸フォーラム2025会議)開会式において、報告書「State of the World's Coastal Ecosystems(世界の沿岸生態系の現状)」が発表されました。本報告書は、世界の13種類の沿岸生態系の分布、変化、主要な要因について、初めて体系的な評価を行っています。また、保全、再生、持続可能な開発における世界各地での実践を検証し、優先すべき行動も提言しています。

 

これはWorld Coastal Forum 2025 Conferenceの重要な成果で、創設の目的そのものを反映しています。すなわち、世界中の沿岸地域で生態系保全と持続可能な開発を推進し、地球規模での沿岸ガバナンスに向けた公共知識製品や解決策を提供することです。

 

中国初の沿岸湿地世界自然遺産である塩城黄海湿地は、その独特な生態環境と豊かな生物多様性により、世界の生態系保全のモデルとなっています。

 

開会式では、中国共産党塩城市委員会のZhou Bin書記が塩城の地域経験を紹介しました。同市は過去40年間、生態系を最優先課題として自然に基づく一連の解決策を開発し、渡り鳥の生息地保護から野生個体数の回復に至るまで包括的な保全システムを構築してきました。「導入と個体数拡大-行動適応-再野生化」という3段階戦略により、ミルシカ(ペル・ダビデの鹿)の個体数は1986年の導入時の39頭から現在は8500頭以上に増え、繁殖率、生存率、年間増加率はいずれも世界一となっています。同時に、塩城市は風力、太陽光資源という自然の恵みを活かしてグリーン開発を推進し、研究・製造・運営までをカバーするフルチェーンの新エネルギー産業システムを構築しました。

 

国連食糧農業機関(FAO)中国、北朝鮮代表のCarlos Aldeco氏は「塩城市は、湿地が開発の障害ではなく、持続可能な開発のための資産であることを私たちに気づかせてくれます」と語りました。

 

Envision GroupのZhang Lei会長は開会式に出席し、基調講演で「私たちは焦点を海洋に移し、塩城市と共に風力・太陽光・水素貯蔵を組み合わせた新たな統合型洋上エネルギーシステムの開発を模索し、海上に新たなグリーン『油田』を建設して、世界をリードする新たな石油産業拠点を作り上げていく所存です」と述べました。

 

新たなパートナーが加わったことで、World Coastal Forum 2025 Conferenceのパートナー数は当初の15から25に増え、「国際的な輪」がさらに広がり、協力のネットワークが拡充しました。「Beautiful Coasts: Ecology Priority and Green Development(美しい海岸:生態系優先とグリーン開発)」を中心テーマとして利害関係者が塩城に集まり、世界の沿岸地域の生態系保全と持続可能な開発について、共に議論し、構築し、経験を共有しました。モルディブのAminath Hussain Shareef漁業・海洋資源担当国務相は「こうした課題に単独で立ち向かうことができる国はありません。このフォーラムのようなプラットフォームを通じた地球規模での協力が不可欠です。沿岸生態系を保護し、持続可能なブルーエコノミーを支援して、気候変動に強いコミュニティーを構築するため、知識、技術、資金の交流を拡大する必要があります」と語りました。

 

ソース:The World Coastal Forum 2025 Conference

 

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