【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202510147031-O1-BRrxl22y】
今年の会議では、Tech4Natureのパートナーが、保全分野におけるテクノロジーの力を際立たせることを目的に企画した一連のフォーラムに参加しました。イベントで紹介された主なTech4Natureプロジェクトは次のとおりです。
Tech4Nature Chinaは、音声監視デバイスとAI分析を使用して、世界にわずか42頭しか残っていない海南テナガザルの声紋データベースを作成しています。得られたデータに基づく知見は、家族グループ、単独個体、および生息地の回復のための主要エリアを特定することで、再繁殖の取り組みを導くのに役立ちます。
Tech4Nature Brazilは、低コストのセンサーを使用して、ブラジルのマラジョ島のマングローブ生態系に対する気候変動の影響と、マングローブガニの個体数に影響を与える要因を研究しています。
Tech4Natureは、IUCN Green ListおよびHuawei TECH4ALLと連携し、デジタル技術を使用して自然保護の成果を拡大することを目指しています。この取り組みは、2020年の開始以来、さまざまなパートナーや地域社会と協力して、8か国で11の主要プロジェクトを実施してきました。
Tech4Natureプロジェクトの第2フェーズは、中国とブラジルに加え、メキシコでも現在進行中で、ジラム・デ・ブラボ州立保護区のジャガーの保護、トルコでは野生のヤギとダマジカを中心とした生態系全体の健全性の指標としてアンブレラ種の監視、ケニアではサンゴ礁を保護した違法漁業の防止、スペインのバルセロナ州ではレジャー活動がボネリワシに与える影響の調査などが計画されています。
世界自然保護会議では、第1回Tech4Natureアワーズ(Tech4Nature Awards)も開催され、3つのカテゴリーの受賞者が発表されました。
・Distant Imagery Solutionsは、「ラディカル・レストレーション:生態系回復のための気候テクノロジーの民主化(Radical Recovery: Democratizing Climate Tech for Ecosystem Recovery)」というソリューションでテクノロジー・イノベーション(Tech Innovation)部門を受賞しました。
・African People & Wildlifeは、「回復力のある草原のためのコミュニティ活動の強化(Empowering Community Action for Resilient Grasslands)」というソリューションでNatureTechスチュワーズ(NatureTech Stewards)部門を受賞しました。
・M.S.Swaminathan Research Foundation (MSSRF) は、「インドのオリッサ州沿岸における絶滅危惧種のオリーブヒメウミガメの保護(Protecting Endangered Olive Ridley Turtles Along Odisha Coast in India)」というソリューションで種の保全(Species Conservation)部門を受賞しました。
「受賞したソリューションは、革新的な技術が自然保護活動家や地域社会の手に渡れば、自然と人々のために真の変化を起こせることを示しています」とIUCN事務局長Grethel Aguilar氏は述べています。「Tech4Natureアワーズ(Tech4Nature Awards)は、自然保護の最前線で働く人々の創造性と決意に光を当てます。彼らのイノベーションは、自然を尊重し保護する公正な世界に私たちを近づけてくれます。」
Tech4Natureアワーズ(Tech4Nature Awards)の各カテゴリーのソリューションは、世界中の技術および保全の専門家で構成される審査員団によって審査されました。
「デジタル・イノベーションは、野生生物の個体群とその生態系を監視、保護、回復し、自然にプラスの影響を与える持続可能で包括的なソリューションをサポートする上で重要な役割を果たします」と、GSMAのモバイル・フォー・ディベロップメント部門責任者であり、「技術イノベーション(Tech Innovation)」部門の審査員の1人であるMax Cuvellier Giacomelli氏は述べています。「現場で多くの取り組みが行われているのを目にし、Tech4Natureアワーズを通じてそのいくつかにスポットライトを当てる機会を得られたことは、非常に励みになります。」
IUCN世界自然保護会議(IUCN World Conservation Congress)は4年ごとに開催され、世界中の自然保護の専門家が集まります。今年のテーマは、保全活動の拡大、気候オーバーシュート・リスクの軽減、公平性の実現、自然に優しい経済と社会への移行、そして保全のための破壊的イノベーションとリーダーシップでした。
(日本語リリース:クライアント提供)
PR Newswire Asia Ltd.
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202510147031-O2-Bx1Bx1O6】
PR Newswire
1954年に設立された世界初の米国広報通信社です。配信ネットワークで全世界をカバーしています。Cision Ltd.の子会社として、Cisionクラウドベースコミュニケーション製品、世界最大のマルチチャネル、多文化コンテンツ普及ネットワークと包括的なワークフローツールおよびプラットフォームを組み合わせることで、様々な組織のストーリーを支えています。www.prnasia.com