SGリアルティ株式会社
SGホールディングスグループにおいて不動産の賃貸・管理・開発事業を展開するSGリアルティ株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:栗和田武 、以下「SGリアルティ」)は、福岡県糟屋郡において「(仮称)佐川急便九州中継センター」(以下「本施設」)の起工式を10月29日に執り行い、11月1日に着工しましたのでお知らせします。竣工は2027年5月を予定しています。
■本施設のスペック
① 福岡IC至近、九州全域へ好アクセス
本施設は、九州自動車道「福岡」インターチェンジ至近に位置し、福岡市内や九州全域へのアクセスに優れ、広域の物流ネットワークのさらなる効率化が可能です。
② 南北のトラックバース、大型駐車場を設置
本施設は、佐川急便株式会社(以下「佐川急便」)の新たな中継センターとして開発します。1階のトラックバースは建物南北の両側に設置し、最大で117台の大型トラックが同時接車可能であり、さらに185台の大型駐車場を設けることで 、幹線輸送の効率的なオペレーションを実現します。
③ 快適な施設空間
本施設内に充実した休憩スペースを設けるなど、ドライバーや倉庫内のスタッフの労働環境を改善するとともに、快適性も考慮した施設となっています。
④ 環境に配慮した施設計画
本施設の屋根には、自家消費型太陽光発電設備を設置し、発電した電力を施設内で使用することで、CO₂排出量の削減と電力コストの低減を実現します。また、環境認証として、CASBEE Aランク(予定)、ZEB ready(予定)の取得を目指すなど、建物の省エネ性能を最大限に高めるとともに、エネルギー消費量の削減を実現します。あわせて、Low-Eガラス、全館LED照明、雨水流出抑制施設を採用するなど、環境負荷の低減に配慮した施設
計画としました。
⑤ 災害対策を備えた設備
本施設には、72時間の稼働を可能にする非常用発電設備を設置し、災害時でも事業継続を可能とするBCP(事業継続計画)に対応した施設としました。
■本施設新設の効果
本施設の新設により、既存の4拠点と2拠点の一部を集約します。これにより、中継業務の効率化を図り、積載効率の改善、トラック台数の適正化、それに伴うCO₂排出量の削減などの効果を見込んでいます。また、この集約により、トラックの待機時間や荷物の積み降ろし時間が短縮され、トラックドライバーや倉庫内のスタッフの労働環境の改善にもつながります。これらの取組により、九州エリアにおける物流ネットワークの最適化を実現します。
SGリアルティは、企業理念「ひと・まち・想いのながれを生み出し、あたらしい未来を創造する」のもと、「不動産で、物流を強くする。」というブランドメッセージを掲げ、今後もお客さまのニーズや社会課題に対応しながら、環境にも配慮した物流不動産開発を推進してまいります。
■施設概要
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107999/202512080527/_prw_PT1fl_RnQIA1FA.png】
今後変更となる可能性がございます。
※SGリアルティの物流不動産開発事業について
SGリアルティは、SGホールディングスグループの不動産領域を担う企業として、グループのCRE(Corporate Real Estate:企業不動産)戦略を積極的に推進する目的で、2007年8月に設立されました。以来、グループのコアビジネスであるデリバリー事業やロジスティクス事業を支えるインフラ施設をはじめ、さまざまな事業用不動産の所有・管理を行ってきました。現在では、外部向け物流施設の開発・マネジメントに加え、再生可能エネルギー分野にも事業領域を拡大しています。
