また会える...志村けんさん 大物作曲家役で朝ドラ・エール出演

 
日本を代表する西洋音楽の作曲家・小山田耕三役の志村けんさん。5月1日に初登場シーンが放送される

 在りし日の姿が再び―。NHK連続テレビ小説「エール」で大物作曲家役として撮影に臨む中、新型コロナウイルス感染のため3月下旬に急逝したタレント志村けんさんが5月1日の放送で初登場する。口ひげをたくわえた"俳優"の志村さん出演シーンの先行カットが公開され、番組ホームページでの紹介も始まった。

 エールは福島市出身の作曲家・古関裕而と妻金子(きんこ)がモデル。志村さんにとって初めての本格的なドラマ出演が遺作となった。演じるのは日本を代表する西洋音楽の作曲家「小山田耕三」で、童謡「赤とんぼ」で知られる作曲家・音楽指導者の山田耕筰がモデルとなっている。志村さんは昨年12月から3月初めまで数回の撮影に参加しており、収録シーンはそのまま放送される。27日から始まる第5週の最後の5月1日に登場する。

 番組ホームページでは、志村さんの役どころについて「主人公・古山裕一(窪田正孝さん)の作曲の才能に気づき、レコード会社に専属作曲家として推薦。一方で裕一の活躍が自分の地位を脅かすのではないかと恐れている」とある。第5週の予告動画には、志村さんが「本物か、まがい物か楽しみだねぇ」と話すシーンも流れている。