「朝ドラ・エール」追加出演者!井上順、橋本じゅんさんら3人

 

 NHKは5日、作曲家古関裕而がモデルの朝ドラ「エール」の第12週(15~19日)に、井上順さん(73)、橋本じゅんさん(56)、金子ノブアキさん(39)が新たに登場すると発表した。主人公らを取り巻く登場人物の過去などに焦点を当て、これまでとは趣きを変えた物語となる。

 15、16の両日は亡くなったヒロイン・音の父(光石研さん)が1泊2日で現世に帰る話で、橋本さんが「閻魔(えんま)様」役を演じる。17日は喫茶「バンブー」の夫婦のなれ初めの物語で、喫茶店主役で井上さんが出演する。18、19の両日は双浦環(柴咲コウさん)が留学中のパリで、金子さん演じる若手画家と出会う。

 井上さんは「古関裕而先生に直接あいさつしたことがあり『いつもみてますよ。頑張ってくださいね』と言葉を頂いた。あのとき先生からエールを頂いたことは約50年たった今でも覚えている」と感謝した。

 橋本さんは約30年前の朝ドラ「ひらり」で古関作曲の「六甲おろし」を歌う医師役を演じたことを振り返り「古関メロディーよ永遠なれ」とコメントした。

 「エール展」6月19日から

 古関の出身地の福島市は、朝ドラにちなんで企画した「エール展」を19日から同市大町の「チェンバおおまち」で始める。古関メロディーを流す「メロディーバス」も当初計画から前倒しして9月から運行する。