朝ドラ「エール」9月14日放送再開 NHK、放送予定回数は未定

 

 NHKは17日、新型コロナウイルスの影響で収録ができず、6月29日から一時休止していた連続テレビ小説「エール」の放送を9月14日に再開すると発表した。

 「エール」の収録は4月に中断し、感染防止対策をした上で6月16日から再開。休止期間中はこれまでの番組を再放送してきた。

 同番組は当初、3月30日から9月26日の計26週での放送を予定していた。予定通りの回数を放送するかどうかについて、NHK広報部は「決まり次第お知らせする」としている。再放送は9月11日まで。

 再開に先立ち、同12日に主演の窪田正孝さんとヒロインの二階堂ふみさんの対談、後半の見どころなどを紹介する番組が放送される。

 地元福島期待「古関の円熟期描いて」

 放送再開の発表を受け、主人公のモデルとなった古関裕而の地元、福島市の関係者から期待の声が上がった。古関にまつわる資料を展示する「古関裕而まちなか青春館」の中野義久実行委員長(41)は「楽しみにしている人は多いだろう。また福島が注目されるきっかけになればうれしい」と語った。古関裕而記念館の村上敏通館長(61)は「今後、戦時中・戦後の話になり、名曲を次々に生み出す古関の円熟期を描いていくと思われる。業績や人柄をしっかり伝えてほしい」と期待を込めた。木幡浩市長は「『エール』を活用した仕掛けと十分な感染防止対策で、引き続き地域の回復を図っていく」とのコメントを発表した。