津波で全壊した広野町の実家が昨年5月、再建された。まだ真新しさの残る家の庭からは、町の沿岸部で進む堤防の復旧作業が目に入る。「戻る度に風景が変わっています」。復興の前進を感じている。 中学校の卒業式後、立ち寄った友人宅で震災に遭った。自宅は津波にのみ込まれ、身の回りの物は全て失った。そして、原発事故に伴う避難。家族と共に避難先を転々とし、落ち着いたいわき市の借り上げ住宅から3年間、高校に通った...
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