相馬市松川浦では2月、7年ぶりに名産の青ノリの出荷が再開された。「再開まで長かった。本当にうれしい」。ノリ漁に携わる同市の大森東さん(70)は喜びをかみしめながら作業を行っている。 「最初はすぐに再開できると思っていた」。だが、大森さんの予想は外れた。乾燥させたノリの放射性物質の低減のほか、津波で種場が流されたり、一部海底の地形が変わったことで漁業者の予想以上の時間を要した。漁業者らは震災前の...
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