覚悟を決めて、60頭の牛を全て売却した。 酪農家と嘱託公民館長の仕事に明け暮れていた1996(平成8)年。ずいぶんと悩んだが、飯舘村をもっと素晴らしい村にしたいという気持ちから、村長選出馬を決めた。 牛を処分したのは選挙で負けても牛がいるという思いでは、勝てる選挙も勝てなくなると思ったからだった。約半年後、多くの支えもあり、初当選を果たすことができた。 全力を傾けた村長1期目はあっという間...
この記事は会員専用記事です
残り589文字(全文789文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。