人気絵本のアンパンマンは自分の顔を食べさせてひもじい人を救う。自ら傷つくことで人助けをする流儀である。作者のやなせたかしさんは「カッコ悪い正義の味方を描きたかった」という ▼作詞した主題歌の一節に「なんのために生まれてなにをして生きるのか」とある。小器晩成と称し94歳の晩年まで仕事をした自身への問いだった。長い間考えて「人が一番うれしいのは人をよろこばせることだとわかりました」(「明日をひらく言...
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