江戸っ子気質を言い表すのに、「宵越しの銭は持たない」という言葉が使われる。火事が多く絶えず危険にさらされていたせいで、そんな気性になったという説もあるようだが、実は節約志向も併せ持っていた ▼100円ショップの先駆けとも言える商売が江戸時代に流行したことからうかがえる。小間物類などを並べ一律三十八文で売りさばく店が登場し、半額の十九文、十二文で商売する店も出始めた。物価高の世だった(檜山良昭...
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